劇場公開日 2008年9月20日

  • 予告編を見る

「痛々しいけれど共感」蛇にピアス 雨音さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0痛々しいけれど共感

2022年6月8日
Androidアプリから投稿

小説も映画も、辛そうと思って避けていたけれど、観てみたらやはり辛かった。
痛々しく切ない。敏感で賢く優しいからこそ、混乱しやすく不安定で脆い。こういうのは辛い。
吉高さんが頑張って演じてくれていて、インパクトが強い。みずみずしさと大人っぽさが同居するようなこの女優さんならではかな。

アマは優しいゆえに弱い。
雑踏の中で寄り添い合う似た者同士の二人。孤独感が極まる。

シバは鈍感で図々しい分、強い。
ルイはこのままシバのところに居続けるのかどうか。大筋からすればどうだっていいこと。彼女は開き直った。生きていくことに決めたのだから。そこに理由はない。強さとはそういうものだな。

あま・おと
あま・おとさんのコメント
2022年10月5日

たしかに、ルイにプロポーズするたあたりから、え、そう来る?って、ガクッとはなりましたね。

あま・おと
talismanさんのコメント
2022年10月5日

井浦新が好きで見ました。最初は良かったのですが、派手にピアス漬けの彼がやさしいというかドメスティックで、ちょっとがっくりしました。でも良かった。

talisman