劇場公開日 2008年9月20日

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「高良健吾×吉高由里子」蛇にピアス M hobbyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0高良健吾×吉高由里子

2020年6月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

難しい

萌える

先にこの2人が共演している、横道世之介を鑑賞していたので、こちらの作品をみて、2人は良い役者さんに成長されたんだなぁと感じました。

吉高由里子さん初主演でこの役は、女優さんとしてのハードルが高いように感じるけれど、どんな役でもやってやろうと思っていそうな心意気を感じる役でしたね。

井浦新さんがすごく素敵なので、この作品の中でもやはり魅力が満載でした。なにより声ね。身体中ピアスと刺青だらけやのにセクシーって、さすがね。裸のシーンもお尻まで美しくて惚れ惚れします。

とりあえず、作品が何を伝えたかったのかが今ひとつ私には理解して、消化できなかったのが残念。
裸を曝け出して、頑張ったであろう吉高さんを思うと、もう少し中身の詰まったストーリーであって欲しかったのだけど(まぁ、私が読み解けなかっただけなんかもやねんけどね)

舌にピアスを開けたり、体に刺青を彫ることは大したことではないけれど、その痛みを感じないと生きてる気がしない、または、その痛みで別の痛みや不安を解消しているのであれば、もうそれはドラッグ中毒と同じだと私は思っています。
そんな中での、アマとの生活はきっとルイにとってどこか不安ではありながらとても暖かいものだったんじゃないかな、、、だから、シバさんとの刺激的なSEXが必要になっちゃったんではないのかなー。
弱いなー、折れちゃいそうになる心をギリギリで保ってる感じがあのボーッとしたうつろな瞳をみていると伝わってきて少し心が痛みました。若い頃に鑑賞してたらもっと感情移入してたな。下手したら私も舌にピアスを開けてみようと思っていたかもなw

高良健吾さんも、見た目パンクの癒し系がそのままな感じで好感がもてたのに。あんな最後になっちゃって、、、かわいそうに。でも、この役ピッタリでしたね。素敵でした。

痛みや快楽というのは人によって感じ方が違うとは思うけど、命までさらってしまうのは違うよね。

またこのメンバーでの作品を見る機会が訪れると嬉しいなと思いました。

M hobby