劇場公開日 2008年6月7日

「生の先輩方、映画館に行こう!」春よこい なおたんさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5生の先輩方、映画館に行こう!

2008年5月23日

泣ける

悲しい

前評判がイマイチの作品でしたが、個人的にはこの手の
映画はもっと作って欲しいです
今の映画はハリウッド系や若者向けの邦画、アニメ映画
が支流で映画館にも10代~30代が多いと思います

オジサン・オバサン、お爺ちゃん、お婆ちゃんが映画館から
追いやられている気がします、もちろん上の方でも若者と
同じ映画が好きな人もたくさんいると思いますけどね

今回の映画はそんな映画館から足が遠のいて久しい人たちが
周りに気兼ねせずに見に行ける映画に仕上がっていると思う
何よりドンパチの派手さがなくゆったりとした流れでテンポ
も良く2時間ドラマみたいな感じです
ならテレビで十分じゃないの?と思いがちですが、そう言う
映画こそ映画館で見て欲しいです
映画館は非日常を味わえる場所、家のテレビより大きい画面
で自分の年代にあった内容の映画を堪能して欲しいです
僕らには分からなくても、人生の先輩には分かる泣かせどころ
もあると思いますよ

映画は佐賀県唐津が舞台で、エキストラも地元の人たちが積極
参加で町全体で映画を盛り上げようとする意気込みを感じる
この映画で唐津の経済効果は疑問ですが少なくてもロケ地巡り
を楽しんでいる方はいると思うし、唐津の漁師町などは観光に
もってこい、自然と海を堪能できると思います
こういう観光アピールは今後も是非増やして欲しいです

キャストも演技派で揃え派手さはないモノの逆にそれが良かった
特に殺人犯の夫を持ち小さな町でコツコツ働く母親役は工藤夕貴
は打って付け、陰な部分を持っている感じが良く表現されている

人生の先輩方、久しぶりに映画館に足を運んでみませんか。。。

なおたん