パコと魔法の絵本のレビュー・感想・評価
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絵本の中の世界
ハチャメチャな登場人物が出てくるこの作品のすごいところは、全員が視聴者の心に残る役であるということ!
一人一人のキャラが立ってて、且つ本筋に味を出しているところがすごい!
物語の構成も綺麗で
死んだ綿貫のお話のなかのパコ読むお話っていう二重構造が粋だと思う。
お話のなかのお話のなかのお話で
絵本のキャラが、病院のキャラと被ってきて、それを演劇でやるっていうまとまりが本当にすごかった。
コミカルな部分が多いがコミカルな中に心を揺さぶるシーンがあったりで、何度涙を拭いたかわからない!なんでこんなに泣けるんだろうなと考えたら、
最初は絶対感情移入なんてしない極悪人の綿貫から、
パコに出会ってから人間らしくなった綿貫に感情移入して、
綿貫が自分とカエルの王子を重ね合わせて
自分のやったことを悔いている姿にまた感情移入してと、、、
言葉まとまらないけど
とにかくうまいなぁと思いました
演者もとっても上手で、舞台のような非日時的な動きがこの映画のファンタジー的なコンセプトにあっていて、申し分ないです!
素敵な世界感
舞台のような過剰な演技で最初はあれ・・という感じでしたが、 すぐに...
予想以上だった!
なんだこれは?
とびきりポップで切ない
パコは太陽でした
本当に「笑って泣ける」映画です
(+。+。)アチャー。
日本映画屈指のファンタジー
あざとさだけが心に残る。
この作品のストーリーは極めて単純だ。
ミステリアスな少女と頑固じじい。
この二人を軸に心の交流を描きつつ、交わることの無い線がいかにして交わり客を泣かせるか。これに尽きる。
そこにたどり着くまでに用意した小道具がとっぴな色彩の衣装、大げさな演技。
スクリーン上で客に絵本を読ませるような形式は珍しかったが、あくまで変化球。
まず、作品を通して感じたことが「なんともあざとい」。
いかにもな衣装と、ちょっとどころかまったく持って笑えないギャグ?
一時期もてはやされた邦画のアンダーグラウンドな香りが漂う雰囲気。
どれもが計算が透けて見える。
特に序盤が酷い。
上映開始の30分はただ苦痛だ。グダグダグダグダ。
まったく笑えぬドタバタギャグの連続のため、危うく「停止」ボタンに手がかかった。
ファンタジーの面白さと言うのはその世界観に浸ったり、まるでその世界にいるかのような錯覚を体感し、カタルシスを得ることであろうと思っている。
「アバター」の大ヒットはそこらへんに出色のものがあったわけだし、「指輪物語」シリーズも「SW]シリーズもそう。
共感できる何かがあってこそ客は繋がることができるのに、この作品にはそれがない。
有名原作モノであればいくらかそのあたりは端折れるのだろうが、この作品は違う。
だから製作サイドのあざとさだけが際立って見える。
「どう?面白いでしょ」と目の前で言われ続けられてるみたいで本当に不快。
ラストもいかにもな感じであり、残念ながら予定調和のお涙頂戴はただただ単純なだけであった。
個人的にはがっかりな作品となりました。
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