劇場公開日 2008年9月13日

「日本映画の未来は明るい!」パコと魔法の絵本 dobubobaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0日本映画の未来は明るい!

2008年9月16日

泣ける

笑える

悲しい

しばらくぶりに見た日本映画がこれ。ひょんなことから子供たちのいうなりに映画館に行き、全く期待しないで見たのですが、これが大当たり。今年見た全ての映画の中で最も泣かされました。

内容はファンタジック・コメディ(?)。最初はこんなにたくさんの配役イラネーと思っていました。しかし、徐々にそれぞれのキャラが絡みだして、個性的な俳優陣がそれぞれ素晴らしい演技を見せてくれ、最終的に観客に感動と涙をもたらしてくれます。特に役所浩司と土屋アンナの立ち回りシーンで号泣してしまいました。とっても素晴らしい演技です。ちなみに涙の止め方は映画の中で教えてくれるので安心してください。

あらすじは「傲慢なクソじじいがとある病院で、絵本を抱えた少女に出会う。その少女には実は秘密があって・・・。」というところでアイデアとストーリーはそんなに新しいものではない(レモニー・スニケット+パンズ・ラビリンス+落下の王国)のですが、日本の十八番のアニメ演出(といってもCGアニメ)がうまい具合に絡んで、世界に「これが日本の映画だぜ!」と胸を張って言える出来だと思います。(でも、ぎらぎらした映像は、私は気になりませんが、スピードレーサーが苦手だったヒトはちょっとつらいかも)

「落下の王国」と同じで、監督はアヤカ・ウィルソンというとても魅力的な少女を起用することができて、そういう意味でも、奇跡の映画の部類に入ると思います。家族4人で映画見てポップコーン入れて1万円近い出費でしたが、この映画はその価値あると思います。子供たちも「いっぱい泣いたよ!」とうれしそうでした。おすすめです!

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dobuboba