容疑者Xの献身のレビュー・感想・評価
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残念
どれだけ原作が良くても邦画はなぜこんなに陳腐になってしまうんだろう。原作の細かな描写が全て詰め込めないのは仕方ないけど、それにしても端折り過ぎて重みが無くなってしまっているのは本当に残念。柴崎コウの軽い演技を端折った方がよかったのでは?と思ってしまう。なにより見た目ではダンカンと堤真一は逆じゃないのか?まぁダンカンに最後のクライマックスは演じ切れないだろうけれど…石神の束縛に悩み、工藤に喜びを感じるという設定が台無し。でも結局これ湯川のエゴじゃないのか?《真実を暴きたくて仕方ない=俺凄い》という方程式のようで。自分が刑事でもない限り他人の事情には触れないほうがいいと思う。まして旧友なら尚更。
火曜サスペンス劇場です
友達がスマステで稲垣くんが絶賛してたから観たい、とのことで一緒に観ました。
ドラマを知らないし、原作も知らない。
でも、この程度の出来のサスペンスならテレビで十分満たせます。
天才物理学者VS天才数学者という高度な頭脳戦を期待できる設定も、途中からあまりにもその二人の人物造詣を崩しすぎです。天才物理学者、湯川は「愛」ですらも数式にするキャラクターだから面白いんであって、それを崩して、途中から人間味あふれるキャラクターにするなんて都合よすぎです。結果、ありふれた推理ドラマになったという感じ。さらにそこから安易に泣かしにかかる典型的な日本映画の悪癖。これ禁じ手にして欲しい。
その設定を活かせるほどの頭脳をこのシナリオは持っていなかった、という事に、本作を見る限り解釈するしかないですね。CM以外あまり知らなかった福山雅治は収穫。柴咲コウは良くも悪くもないが、役的に本作では緊迫感に水を差す存在でした。
ちなみに友達はテレビのほうが全然面白かったと言っておりました。
映画である必要なし
知覚と快楽の螺旋
主演俳優の福山雅治が作曲し挿入歌として起用。難解なトリックを天才物理学者として謎解きするミステリーのメインイベントと言っても過言ではない見せ場に流れるのが福山雅治が作曲した『知覚と快楽の螺旋』。007の代名詞でもある『James Bond Theme』に憧れた福山雅治が作曲した『知覚と快楽の螺旋』の謎解きシーンはガリレオの代名詞と言っても過言ではない。そんな『知覚と快楽の螺旋』の謎解きシーンを映画版から削除したのか。とにかく気味が悪いしハリウッドに負けない超名作でも全てを台無しにしてる。西谷弘監督がTVシリーズと映画化との差別化を狙ってあえてカットしてシリアス路線に転向したとか。ハリウッドの海外ドラマ『NUMBERS 天才数学者の事件ファイル』にも登場する計算するシーンは世界標準ですからガリレオだけが特別ではない。西谷弘監督の勉強不足でしたね(昭和あるある)。昭和の日本映画は商業ではなく芸術として撮影するのが慣例でした。ちなみに原作のイメージは福山雅治ではなく佐野史郎なので長身痩躯のイケメン俳優で滑舌がよく早口言葉が得意な俳優さんだとガリレオが更に盛り上がったかもしれない(要は専門用語を駆使してマシンガントークの如く畳み掛けるタイプの学者)。
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