劇場公開日 2008年10月4日

「計算高い男が運命のいたずらの前に崩れる姿」容疑者Xの献身 m_sawaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0計算高い男が運命のいたずらの前に崩れる姿

2025年3月2日
PCから投稿

映画での犯人役の堤真一さんは, ドラマ“妻、小学生になる”や映画 “ダディ、フライ、ダディ”でも気の抜けたサラリーマン役でした. そういう演技が板についてる気がします.
良心の呵責に苛まれてホステスの女が自白し, 数学教師が発狂する結末は, “カラマーゾフの兄弟”のイワンの発狂に似ている気がします. “カラマーゾフの兄弟”でも, 計算高い男が運命のいたずらの前に崩れる姿でした.

m_sawa