「人の感情をうまく描けている作品である。結末が・・・」容疑者Xの献身 ぶれっどさんの映画レビュー(感想・評価)
人の感情をうまく描けている作品である。結末が・・・
クリックして本文を読む
なぜ新品の自転車である必要があるのか等、石神(堤)による謎がちりばめられていて引き込まれる。
その謎を明らかにしていく湯川(福山)に対してさらに謎をかけてくる石神との攻防が楽しい。
しかしながら、作品のテーマが重く、後味が悪い。花岡(小雪)のきれいな人でなくて明るい人を使う、笑いをもう少し入れる、ともう少しライトになったかなあ、と思う。
それにしてもよくできている作品である。人の感情をうまく描けていて、素直に共感できる映画になっている。
*1 「幾何の問題と見せかけて代数の問題だったりする。ひっかけですよ。」という石神の言葉が印象的。
*2 他人のコメントで印象的だったのは、「湯川、石神、花岡の3人が、それぞれ幸せを考え、自分の正解を行動で表すものの、すれ違う姿からは、何が幸せなのかを考えさせられました」
→幸せはおしつけでは成立しないのかもしれない。
コメントする