劇場公開日 2008年10月4日

「俳優冥利に尽きる映画ではなかろうか」容疑者Xの献身 KIDOLOHKENさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 俳優冥利に尽きる映画ではなかろうか

2020年5月17日
PCから投稿

この映画で私は一発で何ていう名前か知らないけど容疑者 X をやったあの俳優が好きになった感がある。この映画は何と言っても原作が優れていてとても面白いサスペンスになってた。サスペンス映画の脚本を考えるとき原作が複雑すぎるとちょっと映画では客がついていけないものがある。のだがこれはある程度単純なトリックで映画を見ながらでも考えれば解けるというところが面白いと思う。人間ドラマも東野圭吾か作品に非常に多い家族ネタがこの作品では抑えられていてよかった。犯人とヒロイン犯人と探偵の人間関係がとても良く描けていたと思う。
東野圭吾作品にはいいものがいっぱいあるのでうまく プロデュースをすれば日本映画が世界に通じる起爆剤きっかけにもなり得ると思うのだがな。外国の人々は日本をアニメ大国だとか漫画大国だとか言うけども、それは人気だけで面白さを伴うもんじゃない。本当の面白さを伴っているのはミステリーだ。ミステリーは世界でダントツ日本ですよ。日本はミステリー大国なのだ。とくに1980-2010は!・・映画会社はそれを武器に世界に打って出ようとする気が全くないらしいのが残念だ

KIDOLOHKEN
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