リアル鬼ごっこ(2007)のレビュー・感想・評価
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リアルさも何もない退屈な鬼ごっこ↓
原作は未見だが、山田悠介の小説の世界観がこの程度のものならがっかりもいいところ(涙)!
はっきり言って追いかけっこに何の緊張感も感じられないし、もっとまずいのは普通に作品の中に一般の通行人が映り込んでいるところ↓
日本の映画ってそういったところのロケ班が下手だなぁって、本当に思ってしまう。
パラレルワールドなる二重世界もかえって作品をちゃっちく感じさせるし、本来ならこの手の作品は得体のわからないものが近づいてくるその恐怖さを全面に描くべきだと思うのだが・・・・・・・
着想自体が面白いのにその良さを描ききれない駄作の典型例!!
谷村美月に危険が迫る!魍魎の匣の二の舞に・・・
原作者である山田悠介という小説家が人気らしい。予告編の段階では、日本一多い苗字である佐藤さんが政府から送られてくる“鬼”によって捕われ処刑されるという奇抜な発想が面白そうで期待していたのですが、面白さの中心は鬼ごっこそのものよりもパラレルワールドを行き来するSF展開でした。
何しろ主人公である佐藤翼(石田卓也)は走って逃げるシーンばかりなので、台詞も「うるせー」とか「ふざけんな」とか思考能力がマヒしてしまってるかのよう。もっと気の利いた台詞を言えないのかよ!と文句をつけたくなってしまうのはのんびりと座って見ているからなのだ、と怒りを鎮めながら観なければなりません。そんな中、一人冷静に翼に説明するのが谷村美月ちゃんでございます。
その美月ちゃん、いきなりスケベ医師の柄本明にドクハラを受けてしまいます。しかし、これは現実(?)の世界。パラレルワールドではもっと悲惨なことになってしまいます。やはり彼女は元気がよく、大人たちにいたぶられ、それに抗う姿がよく似合っている。
佐藤という名前だけで殺されなければならない理不尽さは作者が山田という姓のためなのか、佐藤という嫌いな人がいたためかはわかりませんが、観客が佐藤さんでなければ感情移入しにくかったりします。どうもリアル鬼ごっこがリアルに感じられず、むしろ王様ゲームをリアルにやってしまったような印象さえ残る・・・(この数年後『王様ゲーム』の映画化あり)。
パラレルワールドを描いた作品は多いけど、この映画はどことなく『なぞの転校生』を思い起こしてしまう。ラストの展開がまさしく『なぞの転校生』であり、この続きのほうが面白そう。
【2008年2月映画館にて】
なぜこんなことに?佐藤さんが鬼に追われるダークSF映画
~ポケモントレーナーみゆきは、87点の経験値をもらった!~
2008年に上映されたホラー小説が原作の映画。
シリーズがどんどん出ていて気になったので観てみました。
日本の国王が存在する世界に紛れ込んだ主人公の佐藤翼は、国王の命令で繰り広げられる「リアル鬼ごっこ」に巻き込まれます。
その鬼ごっこのターゲットは、全国の「佐藤さん」。
日本で最も多い名字の「佐藤さん」が黒ずくめの覆面をつけた多数の鬼たちに捕らえられていきます。
捕まると待っているのは死だそうです。
そんなわけの分からない状況に巻き込まれた翼は、家族や仲間を守りながら得意の逃げ足をいかして奔走します。
リアル鬼ごっこが行われている理由は何なのか。
色々な思惑や世界の状況が交錯している深さもある映画です。
ポケモントレーナーみゆきは、珍しい名字で良かったと心から思いました。
持久走は頑張れますが、短距離走は苦手なので鬼のスピードにすぐに追いつかれそうです。
シリーズを追っていくとどんな展開になっていくのか興味が湧く作品でもあります。
ぜひ観てみてください。
★大好きなポケモンに例えると★
オニゴーリ
鬼から追われる恐怖!命を賭けた鬼ごっこに巻き込まれたらどうしますか?
パルクールが映える
リアル鬼ごっこ
良くも悪くもグロテスク
ヒドイ
悪役
リアルな鬼ごっこねぇ…
2010/07/23 23:07
内容をあまり把握せず見て勝手に期待して勝手に落ち込んだ作品。
佐藤サンを捕まえていくって話し事態ゎ面白そう!なのになぜこんなに面白く思えないんでしょうか?
もう王様トカ明らかにアイツじゃん!ッテ分かっちゃうし💧
とくに印象に残る部分がなかったので何も書く事が思いつかないくらいです。
とりあえず王様ゎクズってくらいかな。ニュースでたまにあぁいう人捕まってるので本当に気持ち悪い(笑)
さほど笑える部分もあるわけじゃないし。
一瞬グロテスクな場面もあるけど、終始それを押すわけでもないし。
…2が出たのに驚いています。この映画の楽しみかたを教えてほしい。
ぇ!?
もう5まで出ているのかぁ(笑)
続編が観たい
大風呂敷を広げただけの失敗作
自ブログより抜粋で。
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興味を惹く設定ではあったけれど、いろいろなことがあまりにも突飛すぎてドラマ的に感情移入する余地がない。
荒技は世界観を決定づける大技ひとつでいいんだと言いたい。
御都合主義の結果が先行で、リアリティのない展開を押しつけようとするから、全国ほとんどの佐藤さんが捕まっている状況下で、客観的にみてあの程度の回避能力しかない主人公連中が最後まで逃げ切れているのが不思議でならない。
クライマックスで明かされる事件の真相については、まあよく考えてあると思ったんだが、無理矢理事件解決に落とし込もうとしてその後の展開はさらに不自然だし、最後はとうとう収拾がつかなくなってしまったという印象しか残らない最低なオチ。
監督自身、こんな身も蓋もないオチが本当に面白いと思っているのだろうか。よもやこんなくだらないどんでん返しで観客が喜ぶと思っているなら、演出家として観客をバカにしすぎだろう。
筆者は比較的ファンタジー映画や青春映画には甘いと自認しているし、この最後の蛇足がなければもう少しマシな評価でもよかったんだが、低予算作品とはいえ仮にもお金を取って見せる商業映画で、物語の全否定に匹敵するこんなオチにつき合わされるとは思いもしなかった。
こんな人を小バカにしたような終わり方をするぐらいならまだ、佐藤さん全員死んでしまいました、チャンチャン、てなB級ホラーにありがちな救いのないエンディングを迎える方が理不尽な作品として完結していて、いくぶんマシと思える。
もうこれは企画自体が原作の奇抜さに踊らされて迷走したかような、大風呂敷を広げただけの失敗作としかいいようがない。
走る!走る!!
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