「エンドロールは、氷山の崩れの逆回転」潜水服は蝶の夢を見る shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
エンドロールは、氷山の崩れの逆回転
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映画「潜水服は蝶の夢を見る」(ジュリアン・シュナーベル監督)から。
いろいろな映画祭で絶賛された映画らしく、
封切りを楽しみにしていた映画作品であった。
脳梗塞で倒れ、意識ははっきりしているのに、
自分の言葉が通じない。しかも、身体全体が動かない。
唯一、動く左眼の瞬きで自伝を綴り始める物語に、驚きを覚え、
それが実話を元にしていることに、さらに驚嘆した。
しかし、今回の私のアンテナに引っかかったシーンは、
作品終了後のエンドロールに映し出された「氷山の崩れの逆回転」。
環境問題を語る時に、よく利用される
「氷山」が、けたたましい轟音と共に崩れていくシーンを、
なぜか逆回転で流し、これが延々と続く。
すなわち、氷山が崩れていない状態に、戻っていくのである。
その表現の意味するところ、そして監督が伝えたかったこと。
残念ながら、私にはちょっと理解できなかった。
また、時間がたったら、インターネット等で調べてみたい。
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