アースのレビュー・感想・評価
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「地球」の一部を切り取った作品
「映像」よりも「音」に感動する映画
映画「アース」
(アラステア・フォザーギル、マーク・リンフィールド監督)から。
(コンダクター・渡辺謙さん)を観た。
サンタの相棒、300万頭のトナカイが移動する音。
昼と夜で、支配する立場が変わる
「象とライオン」の戦い時の音など、
「アース」は「映像」よりも「音」に感動する作品だった。
本物の音がなければCGと間違えてしまう映像は、
私の感覚が麻痺してしまったのか、
なぜか各シーンに感激する場が少なかった気がする。
しかし音だけでも、この作品を観る(聴く)価値がありそうだ。
「美しい地球を 次世代に」と銘打ち、
「こども500円キャンペーン」を実施している映画だからこそ、
是非、学校の授業で、活用して欲しい。
そして、地球の環境を考える題材にして欲しいと思う。
教育にお金をかけるとは、こういうことかもしれない。
PS.言葉としてのメモは「オーロラの光は、
氷に閉ざされた世界に暖かさをもたらしてはくれない」
見るべき映画
映画館で観なくては!!
動物たちの災難。
「ディープ・ブルー」の制作スタッフが再集結し、TVシリーズ
「プラネット・アース」を劇場版に再構成した自然ドキュメンタリー。
日本版のコンダクターを務めるのは、俳優の渡辺謙でした。
こういう自然ドキュメンタリーが年に一回は公開されますね。
昨年から今年にかけて、さらに増えてきそうな気がします。
やはり「地球温暖化」に対する関心が高まってきたから?
今作もホッキョクグマ絶滅への危惧で締めくくられています。
私はあんまりNHKの自然シリーズ等を観ていないので^^;
今作をどうのこうのと比べられないんですが、映画でいうなら、
やはり最初の「WATARIDORI」を上回るものには出逢えません。
こういうドキュメンタリーには、アイドルの微妙なナレーションや
劇画タッチの演出はいらないと思います(今回は良かったですよ)
そういう説明以上に映像自体が雄弁に語ってくれますから。。。
どうやって撮影したんだ!?と思えるほどの接写・近写の数々。
自然や動物が好きだろうと嫌いだろうと、生きとし生けるものの
創生~現在に至るまでを、こんなドラマティックに(でも淡々と)
観られるだけでも、私は儲けものだと思いましたね~。
やれCG・SFXといっても、この迫力に勝るものはないです!
まぁ今回はテーマが地球ですので…駆け足感は否めません^^;
あとかなり、残酷なシーンを控えめにしましたね(子供対応?)
極彩鳥たちの求愛ダンスに笑い、木々の緑や花の開花に魅了され、
動物たちの過酷な生存競争に息をのみ、象や鯨と共に旅をする。
彼らの生活は、餌を食べて生き抜いて、やがて子孫を残すという
ごくごくシンプルなもの、その当たり前に感動してしまいました。
だからもっと、暮らしやすい地球でなければならないはずなのに、
今や誰にとっても(人間だってそのうちに)暮らし辛い世の中に。。
その哀しみは、やれガソリンが高いだの、株価が下がっただの、
そういうレベルでは語れない凄惨さがありました。
象のお尻にかぶりつくライオン、セイウチに挑むホッキョクグマ、
ほとんど餓死寸前の彼らがとる行動なんだそうです。追詰められ。
人間だってこんなに我慢してるんだ。仕方ないだろう?
…そんな風に済ませられることなのかなぁと思ってしまいます。
動植物が絶滅してしまったら人間だっていずれは、そうなる。。
映像もナレーションも、それを声高に叫んではいませんが、
彼らの姿を見て、何も感じない人はきっといないでしょうね…。
(緑がいかに大切かも教えてくれます。我らの酸素供給源!(^^)!)
地球を大切に
地球が好き
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