「軽さと重さの紙一重」JUNO ジュノ keitaさんの映画レビュー(感想・評価)
軽さと重さの紙一重
深い主題でありながら重さを感じさせない演出は素晴らしい。
改めてライトマンのブラックコメディ的要素の巧さには笑わさせられた。
ディアブロ・コーディにしか書けないセンスに充ち溢れた脚本は素晴らしい。
エレンペイジの自然体の演技、アコースティックで軽快なメロディ…
徹底的に爽やかに描ききることに徹している。
それでいて軽い作品にせず悩める十代の心の変化も見せつつ、季節を使っていろんなことがあっても人生は続いて行くことを表現しているように思えた。
素朴な疑問でバネッサとマークのその後が気になった。
日本ではなかなか作りにくい作品。
十代で観るべき一本だと思った。
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