「日本での反響はどうなのだろうか?」JUNO ジュノ dobubobaさんの映画レビュー(感想・評価)
日本での反響はどうなのだろうか?
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アメリカの友人5人の集団で見に行きました。笑って泣ける良質コメディでアメリカでは単館映画系なのに爆発的大ヒットを記録し、私も皆と一緒になって笑っていました。と、同時に日本ではどう受け止められるのだろう?と考えてしまいました。
そもそも妊娠中絶というのが、違法な州(レイプや近親相姦で出来た子供でさえ!!)があるくらい、キリスト教国家であるアメリカでは、タブーなこと。避妊ピルがポピュラーであり、大統領選挙でも民主党と共和党で真っ向から戦われるくらい妊娠中絶は微妙な問題。この辺が日本とは大きく違うところで、産む方向に向かうJUNOの行動は好ましいと捉えられるのがアメリカの一般世論(のような気がする)とすると、日本人の感覚からしたらどうだろう?なんか、暗い方向へいっちゃいそうな気がします。日本人の親だったら、産むことにこんなに理解しめせないんじゃないかなー。
JUNOに共感できるかどうかで、楽しめるか、否かが変わってくるような気がしますが、男なのでよくわかりません。(だったらコメントするな!)
脚本のディアブロ・コーディはもとストリッパーという経歴の持ち主で見事オスカー受賞しました。エレン・ペイジが演じる飄々としたJUNOはやっぱり素晴らしいです。彼女の演技がなければ、この映画は駄作になっていたかもしれません。(個人的に大竹しのぶに似ているような気がするのですが。)彼女の戦慄のデビュー作「ハード・キャンディ」もあわせておすすめします。
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