劇場公開日 2008年1月12日

「暗殺の瞬間の"何か"が気になる。」ジェシー・ジェームズの暗殺 平田 一さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5暗殺の瞬間の"何か"が気になる。

2014年9月10日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

難しい

実際ロバート・フォードは卑怯者だったのか、それは誰にも分からないけど、多分彼とジェシーの間には二人にしか分からない"何か"があったんじゃないかな。最初は"憧れ"、"羨望"。それが"失望"から"憎しみ"に変わって、題名の"暗殺"になるわけだけど、彼が野心目当てで殺したのなら本作が生まれることはなかったはず。単純に野心とは別の"目的"がロバート・フォードの中にはあって、ジェシーはそれを"分かっていた"。それがあの暗殺になったって想像してしまう。
『ツリー・オブ・ライフ』もそうだけど、ブラピは本当に映画ファン(笑)想像の余地をたっぷり残す、でも決してエゴとは無縁の作品を出演、裏からも支えたり純粋に映画を探求しているから、追いかけるのがとにかく楽しい。影の主人公役のケイシー・アフレックもブラピとタメはれるほどの存在感だし、役者陣も充実してる♪

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平田 一