スピード・レーサーのレビュー・感想・評価
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マッハGOGOGOの皮をかぶった「なんとかキッズ」の亜流作品
マッハGOGOGO!の実写化なのだが、アメコミ風+SFレースゲームのような質感になっている。派手ではあるが美しさは感じない。脚本もアメリカによくある「なんとかキッズ」的な構成になっていて、ターゲットを思いっきり子供に絞っているのだろう。
昔のハリウッドが日本の漫画やアニメを原作にとんでも映画を量産していた頃の黒歴史のひとつではあるが、アメリカの子供は楽しめたのではないだろうか。
あくまで、タツノコプロ『マッハGOGOGO』の基本を忠実に踏襲したリメイクです。
目がチカチカする映像が続きますので、視聴環境にはご注意ください。
ミニカーが、ベイブレードする。スケートボードする。『トップガン』のような戦闘機技をする。ワイヤーアクションもする。スキーする。
これは、車じゃなくて、手裏剣だっけ?ロボット物だっけ?と自己認知を確認する。
所謂、レーズ映画としてみると、なんじゃ、こりゃになる。マシンの重量感なし。レースとしての駆け引きなし。「こりゃ、前見ろ、前!!」と言いたくなるようなシーン満載。
氷の上はまだありとして、砂の上、その仕様で走れるんか~い!とツッコミどころ満載。しかも乱闘しているし。
観る人を選ぶ。ハマる人はハマるし、受け付けない人は受け付けない。呆れる人は呆れる。
クリオ・三平コンビ(弟とチンパンジー)が原作通り。
シュンシュンという音が響く。
主題歌を基にしたテーマ曲。
それだけで、テンション上がる人なら楽しめる。
極彩色、光の洪水。CG、アニメ風のコマ展開…アメコミの世界。
奇想天外過ぎて、もう何でも「有り」になってくる。ゲームセンターやバーチャル空間、TDLのアトラクションに放り込まれた感じ。レゴムービーならぬ、ミニカームービーだっけ?みたいなチープな場面。かえってそれ狙った?という感じ。
レース展開は、妨害してでも1位になればOKという『チキチキマシン猛レース』の如く。
妨害キャラを観れば、いるいる、ブラック大魔王、ミルクちゃん…。で、我らが主人公が反撃する技は、あったあった『マッハGOGOGO』でもあったと手を叩きたくなる。
お子様向けに作った作品。ストーリーはある意味ベタ、わかりやすい。株の利益が絡んでくるのはUSAだなあ。
画が、これでもかという位うるさいので、ストーリーがシンプルなのは嬉しい。
とはいえ、日本企業らしい人や忍者が絡む展開はなくても良かったんじゃないか。間延びする。忍者より、レスラーの方が強いというのはUSAだなあ。
家族愛がベースなんだから、ミスターXとのからみをもうちょっと見せてくれたらなあ。それこそ、不在の家族を追い求めるテーマ、原作者の吉田氏が繰り返し表現したテーマなのだから(『ガッチャマン』での大鷲のケン、『みなしごハッチ』のハッチ)。
若い二人もGOGOGOで、キスも…巧妙に見せない。その展開は笑った。さすがお子様映画。一緒に観に行った親が苦笑しそう。
個人的に嬉しかったのは、クリオ・三平コンビが原作そのまんま。よくぞこういうキャラに。
お母さんもよかったですね。サランドンさん。『キング・オブ・マンハッタン』でも、印象に残る役をされていたけれど、このような役もなさるんですね。
恋人役のリッチさんもハマってました。『モンスター』でセルビーやっていた方。でもこの映画ではかわいくてかっこいい。
主人公役のハーシュ氏。『ミルク』とも違う。
総じて、レーサー家の人々はキャラがしっかりしていて、厳しくも思いやる家族の姿にほっこりする。
反対に、悪役キャラが、ひねくりすぎてグダグダ。全然魅力的でない。(Rain(ピ)氏への評価を別にしてもね)㊟
その中でも、真田さんは無駄使いで残念。真田さん演じる役が、主人公の優勝を阻止するライバルだと思っていた。
かつ、観衆の演技も見もの。実際のレースを見て興奮している様。彼らの反応があるから、レースに熱くなれる。
原作が大好きで、おもいっきりリスペクトしてくださっているけど、原作を元に作り変えた作品。
原作の忠実な映画化、本物のカーレースを期待するとがっかりする。
おもちゃの世界を楽しめる方にははまるかも。
㊟)公開当時は、Rain(ピ)氏への評判が悪くて…。「世界で一番…」の投票に組織票で順位を上げた疑惑とか、この映画の役でも、日本人役を無理矢理韓国人役にするよう掛け合ったのは良いのだけれど、家族との名前の整合性がなくなったとか。悪役キャラのグダグダさは、彼がいろいろ自分の嗜好を押し付けて口出ししたせいじゃないかと思ってしまうほど。彼を理由にこの映画の評価を下げていた人もいたなあ。
トム様が『トップガン マーヴェリック』でパウエル氏を説得したように、映画全体を考えなくてはね。自分のことばかりではなくて。
単純だけどアメコミちっくで
楽しかったよー。
映像も原色ポップで色々と工夫してるみたいだけど、2008年の映画とは思えないくらい
CGなどこだわりがあったなぁー。
レースのスピード感も伝わって 目が離せないくらいレースに集中できたよー。
最後のエンドロールまで 猿🐵が出て頼もしい!
家族の絆とか 単純に楽しめたよー❗️
昔のマッハゴーゴーは、見た事ないけど楽しかった!
スネーク・オイラー、カモン!
原色だらけの派手なCG満載の予告編によって全く期待もしていなかった今作品。序盤ではスピード・レーサー(名前だとは思わなかった・・・大人を演ずるのはエミール・ハーシュ)の子供時代と現代とが交錯し、オリジナルアニメ『マッハGoGoGo』は幼少期に何度か見ていたのに、混乱状態に陥ってしまいました。だめだこりゃ・・・と序盤ではそう感じた。
しかし、徐々にストーリーを思い出し、覆面レーサーXの正体は何者なのだ?とワクワクさせられたことも思い出したのです。映像は派手だけど、車がオモチャっぽい。そんなことより、ウォシャウスキー兄弟による数々の原作へのリスぺクト、そして日本びいきを感じられることに熱くさせられてくる。登場人物もアニメそっくりにしてあるし、真田広之をヘンテコなヒール扱いしてないし(設定がよくわからないが)、忍者を登場させたり、“ラーメン”という看板があったり・・・
さらに、アニメをリアルタイムで見ていた世代にとっては『マッハGoGoGo』のテーマ曲が全編に流れていることも嬉しいかぎりだったし、エンドロール時に流れる日本語オリジナルには涙が出てしまった(評価点も一気に加速!)・・・もっとも曲の冒頭部分だけで後はリミックスだったので、パチンコに例えると15Rじゃなくて4Rの当たりにしかならなかったといった気分(パチンコは不人気機種だった)。
音楽といえば、エンドクレジットにレーナード・スキナードの「フリーバード」を発見!したのはいいのですが、どこで使われてたのかさっぱりわからずじまい。大好きな曲なのに、映像のスピード感に押されて聴き漏らしてしまったに違いありません。その「フリーバード」といえば、この映画で母親役を演ずるスーザン・サランドンの出演作『エリザベスタウン』でも大事なところで演奏されてたことを思い出します・・・あぁ、やっぱりもう一度観なけりゃいけないのか・・・
“マッハ”というのは英語ではマークと発音される(マックと聞こえた)。マッハ号のボンネットの“M”の字もマクドナルドのロゴマークに似ているのですが、アメリカでは映画と企業タイアップされている(ハッピーセットで車のオモチャがもらえる)にもかかわらず、日本ではナッシング。アメリカではターゲットがキッズで、日本では40歳以上の男性にしか受けないためかもしれないなぁ。
〈2008年7月映画館にて〉
スピード・レーサー
アメリカ国内でも人気を博した往年の日本製アニメ「マッハGoGoGo」を実写映画化したカー・レース・アクション。
若き天才レーサーが陰謀に立ち向かい、
過酷なレースに挑む姿をCGを駆使したビビッドな革新的映像で描く。
マッハ号のギミックがかなり忠実に再現されていること、
アニメの世界観をまんま実写にトレースするということで、
俳優陣もよく似せている。
スピード・レーサー演じるエミール・ハーシュが、
とにかくアニメ版に似ている。
オリジナル版を愛するウォシャウスキー兄弟のこだわりを感じました。
実写とCGが融合して見せる、
これまでにない新感覚のカー・バトルは必見です。
コースも多彩だし個性あふれるレーサー達も楽しませてくれる。
Aボタンのオートジャッキでジャンプするマッハ号が面白い。
スピード・レーサーの弟のスプライトルが出しゃばり過ぎ。
全く新しい映像世界!!
2008/07/11
各国で予想をはるかに下回る不作となってしまっている本作。
そんな悪評を聞いていながらも、自分としてはどうしても『映像』が気になり行ってきました。
で、率直な感想はと言うと・・
当初の不安、予想に反して意外と良かった!
確かにストーリーは単純だし、なんの広がりもなく最後もめでたしめでたしに一直線で終わってしまう。
それなのに冒頭部分では展開が早いので支離滅裂な感じで、少し難解。。
『映画』として考えれば確かに大した作品ではなかったと思います。
それでもちょいちょい笑えるとこも盛り込まれてるし、何よりも全てを圧倒してくれる『新しい映像世界』があるので本作はしっかりと成立できているんだと思う。
だけど、その『新しい映像世界』が一つの弱点でもある。
その新しい映像を理解できない人には出だしのシーンで『!!!???』となってしまい、酷い場合には嫌悪感を感じるほどだと思う。
今回の本作は実写化とは言え、コンセプトとしては実写とアニメの中間を狙った世界観だったらしい。
なので、とびっきりのアメリカンポップアートに包まれた世界に違和感バリバリで合成されている実写人物の画を理解できない人にはハッキリ言って向かない作品だと思う。
しかし、こういった世界観になったのもマトリックスを作ったウォシャウスキー兄弟の狙いであり、「今まで誰も想像さえしなかったような異次元の視覚空間」を作り出すことを目指したらしいので、そういった面では大成功だったのかなぁとも思う。
まぁ、如何せん「誰も想像さえしなかったような世界」なので理解に苦しむ人がいるんだけど・・・苦笑。
でも、個人的にはこの作品のこの映像から新たな映画、またはCGの可能性というものを感じたので非常に嬉しく思いました。
これからこの作品のような「新しい世界」というのがどんどん作られていくと考えるとワクワクしますよね。
そういった面ではドラゴンボールの実写化も期待できるのかもしれません。
何事も先駆者たちは誰からも評価されず失敗している。
初めて3DCGを長編映画に使用したディズニーの『トロン』だってそう。
全く人気は出なかったが後世にはこうやって語り告げられている。
本作もそういった位置づけとなった作品だと個人的には思う。
『映画』としてではなく『新しい映像世界』を観てみたいと思う方のみ、1000円ちょっとのお金を支払って是非大きなスクリーンで本作を観にいってみてください。
2008/07/11
マリオカートでチキチキマシン猛レース
お金かかってる。強烈な原色と凝ったアングル。さすが「マトリックス」の監督らしく斬新かつレトロ。
原作がアニメで「マッハGo GoGo」世代の自分も見てて楽しい…
でもね、レースシーンはもう少しリアルにして欲しかった。
アニメ実写
カラフルな色彩と大胆なカートの動きはまさにアニメの世界です。体調がよろしくない時に観れば3D酔いするかもしれませんが、リアルなグラフィックというよりは非現実なポップな世界をよく表現していて映像作品としての質が高い。
選ばれた監督にだけ許されるわがまま大作
稚拙自ブログより抜粋で。
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原作である日本のアニメ版は資料通りだとギリギリ筆者が産まれる前に放送されていたものなので、少なくともリアルタイムには観ていないのだが、子どもの頃に改造車によるレース・アニメは観た記憶がおぼろげにあるので、ひょっとしたら地方で遅れて放送されていたか、再放送で観ていたかもしれない。
ということで、実質的に日本原産であることへの思い入れは皆無で本作を観た。が、めっちゃ楽しかった!
まあ正直な話、内容は薄い。もっともらしいテーマもやってるけど、そんなことより、とにかく楽しい映画にしようってのが命題でしょ、これは。
最初のレースシーンで掴みはOK。案外長い上映時間に延々とレースシーンばかりだとさすがに辛いかと危惧したが、中盤の乱闘シーンでのめちゃくちゃっぷりに「もう監督、あんたの好きにして!どこまでもついていくわ」とばかりに惚れ込んだ。
これはね、理屈でどうこうより波長が合うかどうかが評価の分かれ目の、ある意味で官能映画だわ。
今年、観賞中に気分の悪くなる人を続出させた某アメリカ映画が「アトラクションタイプの映画です」などと言い訳がましいことをほざいていたが、あんなカメラがぶれてるだけでちっとも楽しくない映画なんぞより、これこそアトラクション映画って感じで、監督たちが楽しんで作ってるのが伝わってくるような躍動感に心酔させられた。
そういう意味では『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』(2003年)でアカデミー賞を総ナメにして世界の巨匠の仲間入りをしたピーター・ジャクソン監督が、念願の映画化を果たした『キング・コング』(2005年)の溢れんばかりの溺愛ぶりとダブる。
これらは選ばれた監督にだけ許されるわがまま大作なのだ。
ハリウッドでリメイクされるとこうなるの・・・
ウォシャウスキー兄弟とあって気になってました。カラフルな映像と、スピード感いっぱいでスリリングだし、家族愛も有り、コミカルな部分も有りで、結構気に入りました。
地球の果てまでアクセル踏んで~
「スピードレーサー」往年のタツノコアニメ「マッハGo Go Go」の米公開タイトルだ。
よくぞ、ここまで忠実に実写化してくれた。
マッハGo のジャンプシーンの「シュン シュンシュン」も再現されている。
レースシーンは「クラッシュギア」のように映像表現されている。
スピード感と未来感を出そうとして、こうしたのかも。
残念なことは、劇場で見なければこの映像を堪能できないだろうということだ。
一部をTVで見たがゲーム画面のようで、とても「マッハGo 」の世界観とは思えなかった。
エンディングで一部、原作の主題歌をそのまま使用したのは、タツノコに敬意を表してのことか。
だからあ~、原題の方がよかったのに~!
言わずと知れた日本のアニメ「マッハGoGoGo」のハリウッド・リメイク。制作発表→公開決定!とニュースがながれる度に、吾輩はドキドキして公開の日を今か今かとまっておりました。然るに日本より先に公開された世界から入ってくるニュースは、あまりよろしくないモノばかり…。『ホントのところは、どないやねん??』ってことで、映画館へ行ってまいりました。
ウォシャウスキー兄弟、かなり頑張って、オリジナルアニメに忠実に実写映画化しております。しかしそれは、例えばレースのシーンでも、まるで上等なゲーム映像を見ているような気になりましたし、昭和42年に放送されたオリジナルのストーリーを、そのまま脚本化しちゃったんじゃないかってくらい、現代から見ると非常にツッコミどころ満載の、ウス~いストーリーが展開され、観ていて『ああ、こりゃ何かHitしなかった理由がわかるような気がするな』てな感じを受けました。そう、彼等はあまりにも忠実にリメイクし過ぎたのです。キャスティングを含めて(ジョン・グッドマンのソックリなこと!もう、アニメそのもの(^^;)オリジナルに敬意を込めて作られたってのは、とてもよく伝わりましたし、それはそれで日本人としては、喜ばしいことなんですが、もう少し、現代的テイストを入れてアレンジしても良かったんじゃないかなあ?と思います。これでは、ホントに“マニア向けの映画”ですからね~。あ、監督がマニアだからしょうがないってか(^^;?
でも、そこまで忠実にこだわるのなら、せめて日本での公開タイトルは「マッハGoGoGo」にしてくれれば良かったのに。その方が絶対、集客力もUpしたと思うんだけれどなあ~。
しかし、こうなってくると日本のアニメ(コミック)のハリウッド・リメイクってのも、難しい局面を迎えたような気がしますな。本作のように忠実すぎるのも、ハズレでしたし、洩れ伝わってくる情報から『オリジナルとは、まったくの別物』と予想される「ドラゴンボール」も、どうなることやらですし、なかなか一筋縄では行かんようですね。うん、難しいな~。
ポップ~~~♪
「マッハGOGOGO」の実写ということで、懐かしくも新しい感じ。
その名の通り、これはいかにスピード感を見せるかというのがポイントでもあると思うけど、実写のようなアニメのような新しい見せ方をしていて楽しかったです。
カラフルでポップな感じに仕上げてるのは、60年代を意識してるのかな?
ただ所々おもちゃの車をそのまま撮ってるように見える時があって、あれはもうちょっとどうにかならなかったのかな~?と・・・^^;
でも、賛否両論あると思うけど、常に新しいものに挑戦するウォシャウスキー兄弟に私は拍手を送りたいと思います~。
クリスティーナ・リッチ可愛かった♪ 土屋アンナに似てるよね?
レースもストーリーもグダグダ
間合いも駆け引きもない目まぐるしいだけのレースシーンにはガッカリ。
まさかのテレビゲーム並みの仕上がりにはコケそうになった。
そこだけは面白いはず、と期待していただけに、2度目のレースシーンでテンションが一気に下がってしまいました。
イメージの中のレースシーンだから粗っぽい画面なのかと思いきや、続く実際のレースシーンも変わらず粗っぽいマリオカートみたいな画面。操作できないだけに楽しみ様がない。
つまらない話がだらだら続く。
こんなのいったい誰が心の底から楽しめるのか?
色彩の使い方は、ティム・バートン的な飛び方を目指していたのではないでしょうか?
これがただ目が疲れるだけ。
コメディ部分を始め、ファミリーの描き方は「スパイキッズ」的な世界を目指したのでは?
これがひたすら寒い。
ウォシャウスキー兄弟は、全く自分たちの資質にないことに手を出して全部失敗してしまったとしか言いようがありません。
VFXの進化には当方の頭脳の進化がついて行かれずただただ疲労困憊するばかり
『マトリックス』三部作を作り上げたウォシャウスキー兄弟の製作・監督作品だけに展開の早さについてつけず、爆睡(..;)
何せマッハレベルのスピードを表現しているので、めまぐるしいスピード感に圧倒されます。そして人物以外はCGで描かれた映像は何故か極彩色で、細かいところまで作り込まれていました。
というわけで、VFXの進化をまざまざと感じさせてくれる映像ではあったのですが、当方の頭脳の進化がついて行かれず、ケバケバの極彩色にちりばめた花火や群衆や町並みのが超特急の走馬燈のように流れ去っていく圧倒的情報量の映像はただただ疲労困憊するばかりでした。
あといくらマッハでも表現が大げさすぎです。ほとんど重力を感じさせないくらいにレースカーはくるくると空を舞います。完璧に凍結した氷結の道路の中を、まるでフィギァスケーターのように舞いながら走り抜けていくトーンでは、すごく違和感を感じました。
そんなわけでこの作品はCG合成版よりも完全実写の方がもっと迫力が出たのではないでしょうか?もうすぐ公開のレース映画『レッドライン』と比べて、『レッドライン』の方が超絶スピードの疾走感を感じさせます。一台数億円するスーパーカーをクラッシュさせて、空をくるくる舞い飛ばせるなんて映像が実写で見られるなんてすごいでしょ!
やはり演出過剰もほどほどにしないと、レースシーン自体が嘘っぽく見えます。映画を見ているというよりも、ゲームを見ている感覚ですね。
あと真田広之がミステリアスな実業家役で出演していましたて、なかなかいい持ち味を演じていたのに、ちょっことしか見られなかったのが残念です。
それとレースの真っ最中に、レースそっちのけで、悪党軍団と対決やっている暇はあるのかといいたくなります。原作がファミリー愛対銭ゲバ企業の対決という構図になっている以上、落とせないところだったかもしれません。でもそのまま映画にすると稚拙さが際だってしまいます。
さらに謎のレーサーXもかなりバレバレなのに、なんで正体を明かさないのかも疑問に思いました。演出のために正体を伏せておきたかったのか、それと次回作への布石だったのでしょうか?
さすがにアメリカ本国で受けなかったのも頷けました。
文句無し
子供のころ、リアルタイムで見ていたので楽しみにしていました。
いまだにマッハ号のデザインに自分のクルマをしてみたいと思っています。
監督の視点はアニメを見ていた時の自分の視点と同じ気持ちで作っていたので
めまぐるしさ以外はそのまま、マッハ号の装備を全部見せてくれたのには、感動でした。声を出して笑いそうになったり、理屈ぬきで楽しみました。
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