劇場公開日 2008年7月5日

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「Nintendo 64レベルのCGに感情移入はできない」スピード・レーサー totyさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5Nintendo 64レベルのCGに感情移入はできない

2008年7月8日

単純

最初のレース場面はよかったのに、その後コケそうになるくらい雑な画面になる。
操作できないテレビゲームを延々と見せられ続けても楽しくない。イライラしてくる。
「マト・リロ」の高速道路のシーンから、スピード感とスリルを全て無くしてしまった仕上がり。

話の進みは遅いが、編集が目まぐるしく、途中でしんどくなってくる。

手垢のついた話。子供向けのベタギャグ。
チンパンジーとうるさい弟のコンビは、大人の鑑賞には向かない。
出だしの複雑な編集で設定がわからなくなっている子供のリアクションも薄かった。

真田広之の活躍場面は10秒そこそこ。顔が映るだけ。
韓国のピはけっこう重要な役で頻繁に出てくる。初めて見たけどブサイク。本当にアジアのスターなのか?こいつが一人で盛り上がって浮いている。
忍者にちょっとだけシビレる薬を飲まされたり、裏切ったかと思ったら、急に主人公側に擦り寄ってきたりして訳がわからない。

いつの間にか悪徳日本企業をやっつける話になっていたりもする。
画面は楽しいが中身はつまらない。

toty