消されたヘッドラインのレビュー・感想・評価
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物語の結末としては不満が残るが、ミステリーとしてはおもしろかった・・・
予想外の展開が待ち受けていて、観ごたえがあった。配役も豪華だが、実年齢が8歳も違う、ラッセル・クロウとベン・アフレックが大学の寮のルームメイトという設定はちと無理があるかと・・・ 女性記者が成長してゆく姿が良かったし、ちゃんとウラをとらないと記事にはしないんだという新聞社の姿勢も好感が持てた。
実はバディもの
自ブログより抜粋で。
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いろんな人間関係や思惑が入り乱れる重厚な推理劇の割には、キャラの立たせ方やストーリー展開が巧いので混乱せずに観られて見応えもたっぷり。二転三転する真相に何度も驚かされるテンポの良いエンターテイメント作品として楽しめた。
ただ予告編などではアメリカの裏側で暗躍する強大な力と新聞社の対決という点をアピールしているが、辣腕新聞記者が新人女性記者と組んで締め切りまでにスクープを挙げようとする業界もの映画として捉えた方がいいように感じた。
予告編から抱いたイメージ通りに、話は底知れぬ恐ろしさを醸す民間軍事企業との対決を中心に展開するのだが、社会派映画のようなものを期待すると最終的な意外な落としどころにがっかりするかもしれない。
実のところ現場叩き上げ記者を絵に描いたようなカルと時代を象徴するWEB版(言い換えるとブログ版)を担当するひよっこ記者デラの“バディもの”としての掛け合いの方がこの映画のテーマを代弁していると言え、国家をも揺るがしかねない大事件が一件落着してエンドロールが流れ始めたそのバックの映像から受けた、事件解決の安堵感とは裏腹の寂寥感にもそれは伺い知れる。
この『消されたヘッドライン』の原題“STATE OF PLAY”とは「現状」という意味なんだそうだ。現状、すなわちここに描かれているのは過去と未来の狭間なのだ。
新聞が、ひと頃IT革命ともてはやされた時代の流れの中で、紙媒体から次世代のメディアに替わろうとも変わることのない、変わってはならない真実を追う姿勢。
いろんな要素を内包したこの映画が、最終的に描こうとしているのは報道メディアとしてのその姿勢なんだろう。
確かに見ごたえあり!だけど・・・
英国のTVシリーズを映画化だとか・・・
このテのストーリー、私好きなんですよねぇ~
現実にあり得そうなので怖いし・・・
ただ、ラッセル・クロウ!!!
一体全体どぉ~しちゃったんだいっ!?
いくら野暮ったいキャラを演じるにしたって
重たそうでイマイチ品格なしっ(泣)
(「グラディエーター」の時はかっこよかったのにね^^;)
ステキな俳優さんだっただけに、う~ん・・・なんだか勿体無い!!!
それに対してベン・アフレック。
彼のブームが過ぎた感じはあるけど、
さほど変わらずにイケメン道をひた走ってます^^
ラスト・・・
後味悪いですねぇ~
私的には残念っ!!!
5月25日イオンシネマ高崎にて観賞
テンポのよいサスペンス
「消されたヘッドライン」は、新聞記者のお話です。
議員を親友に持つ汚い髭面の記者(ラッセンクロウ)が主人公(ちょっと太り気味)
その議員の秘書が殺されて・・・
巨大な悪に立ち向かう議員とその親友。議員の妻も親友だったりして!
久々のサスペンスものでしたが面白かったです。テンポもよかったし、
物語的にもおもしろかったです。
落ちにも工夫があったと思います。
日本の題名、これでいいんでしたっけ?
なんか合わないような・・・・・
記事を書くって大変なのね。。。
偶然、殺し屋の居場所を当てちゃって…
地下駐車場での緊迫のシーンは
ドキドキしました。
でさ、ラッセル・クローは流石に上手いなぁ~って思ったけど…
少々太りすぎ…
あれじゃサスペンス感が台無しな気も…(汗)
結構、知的な映画だと思ってたんだけど…
結局、何のスクープだったの?
単なる政治家のスパイ排除作戦?
命の恩人には服従する殺し屋さん。。。
凄いな。。。
私じゃ無理だわさ。
メタボと大顔。
R・クロウはよく見かけるけど(しかしまた…肥えましたのねぇ)
B・アフレックは久々!だと思った。相変らず顔がデカイなぁー。
チラシを見ても、なぜ彼が後方にいるのかが分かる気がする。
いわゆるハンサム顔は骨格がしっかりしているため大顔である、
という説があるが、まったくその通りだ!と今回も感じつつ^^;
ヘッドラインの話なのに、フェイスラインの話になってしまったx
で、このお話は、イギリスBBC製作のTVシリーズ
「ステート・オブ・プレイ~陰謀の構図~」が元ネタになっており、
舞台を米に置き換えて、著名な脚本家達に書かせたそうだ。
確かNHK-BSで放送されていたドラマだが、全然観てなかった^^;
冒頭から視線釘づけ!という感じでサスペンスの香りが漂う。
一見繋がりのなさそうな二件の殺人が、実は…という構図や、
さらに民間の戦争請負会社とアメリカ政界との癒着。というのも
これといって目新しくはないが、ブン屋魂に燃える男たち(女も)
の熱演でジャーナリズムの在り方を問う骨太な作りになっている。
ただまぁ…男女関係の扱い方もけっこうハリウッド的で^^;
彼ら二人とR・ライト演じるアンの三角関係?を感じさせたり、
愛人ソニアの素性を丹念に描いたりと、国家的陰謀との闘いが
な~んか色モノ系に薄まったりする傾向を感じつつ。。
加えて肉欲系のラッセルを使っているせいか、知的(なのに)
でも粗野で荒いイメージが付き纏ってしまうという(髪形もねぇ)
上手いんだけど、メタボリックシンドローム度が冒頭~高数値。
おっと、今度はボディラインの話になってしまったx
大筋の推理はつくものの、ラストでえー?的などんでん返しが。
誰もが何らかの形で利用されているということを言いたいのか。
さもありなん。的なラストではあるが、後味が悪い&分かり辛い。
また新たな疑問を提示されたような気分になってしまった。
(殺し屋役がとても良かったんだけど、彼もラストが消化不良…)
キャスティングが良かった!!
冒頭の黒人の殺人事件をきっかけに新聞記者が巨大な陰謀事件を暴いていくんですが先の読めない展開がおもしろい。
戦争で儲けてる企業とその企業の実態を公表しようとする政治家そして政治家と元ルームメイトの新聞記者、設定もおもしろいしキャスティングも最高でした。
べン・アフレックが演じる政治家は心を通わせる友達が一人しかいなくてその役をラッセル・クロウが見事に演じてました。
注目は二人は政治家と新聞記者と全く立場は違うが二人とも自分の信念のため行動し二人の絆の強さが伝わってきます。
最後の展開がもっと良かったらA+を付けたかったですね。
ラッセル・クロウの主演の映画「ワールド・オブ・ライズ」「アメリカン・ギャングスター」「ビューティフル・マインド」「シンデレラマン」「プルーフ・オブ・ライフ」「グラディエーター」も最高です!!
TVドラマを見ていたけれど、面白かった
映画を見る前はいつも筋を見ないのですが、今回映画を見ている間に、「あれ?これって・・・」そうだ!ついこの間見ていたNHKのBSのイギリスドラマにそっくり!と思ってみていたら、やっぱりそうでした。でも、ドラマを見ていても十分しまった演出、演技派の俳優ばかりでとても楽しめました。
悪者は誰?!
ドラッグ中毒の黒人少年の射殺事件。
気鋭の国会議員コリンズのもとで働く女性職員の地下鉄での転落死事件。
無関係と思われる2つの事件が、繋がっていると考える新聞記者の活躍。
冒頭から、テンポ良く展開していき、一気に映画の世界に引き込まれる。
派手なアクションも、カーチェイスもないけれど、引きつけられる。
髪の毛伸び放題、太って冴えなくみえるラッセル・クロウが、だんだん頼もしくみてくる。
(でも、やっぱりもう少し痩せてほしいな。「グラディエーター」の頃の筋骨隆々の姿までとは、言わないから)
真実の追求。
友情。
功績。
新聞記者魂。
スクープで第1面を飾ること。
新聞の締め切り時間がとうに過ぎている中、スクープの裏付けに奔走する(早く走れないラッセルに苦笑した)シーンに、ハラハラドキドキ。
緊迫感が良い。
「クライマーズハイ」を思い出した。
堤真一さんが痩せている分、こちらの方が緊迫感があったかな~。
でも、さすがのラッセル・クロウでした。
ヘレン・ミレンは、いつも時間に追われイライラし、売上第一の上司と部下の間で苦悩する編集局長を好演。
レイチェル・マクアダムスは、とてもキュート。
ベン・アフレックも、感情の変化をうまく表現。
「驚愕のラスト」が流行っているけれど、≪そうきたか~≫でした。
この作品においては、「驚愕のラスト」がなくても、充分に面白い社会派サスペンスだったと思う。
エンドロールでの、機械化された新聞紙作りは、それまでの人間の活躍と比べて、あまりに淡々としていて、比較が面白かった。
邦題は、もう少し考えてつけてほしいな。
最後の結末。そう言うことですか・・・。
元はイギリスで製作されたTVドラマ「ステート・オブ・プレイ ~陰謀の構図~」。元となったドラマは、全6時間の作品であったのですが、映画化に際して、2時間の物語に再構成されています。
6時間を2時間にしたわけですが、それが功を奏したのか、ちょっと小忙しい感は若干あるものの、中々テンポのよいリズムで物語が進みます。冷静に考えると、ありえないスピードで話が進んでいるんですけどね。物語の中での日数は、実は2~3日なのではないでしょうか?
ラッセル・クロウが演じるカル・マカフリーと、ベン・アフレックが演じるスティーブン・コリンズ議員は、大学時代に寮で同部屋と言う設定なのですが、この 2人、8歳の歳の差が有るので、見た目の違い的にもちょっと無理があるのでは? もっとも、日本とは違うので、カルが遅くなってから大学に行ったとかであれば、話は別ですが。ちなみに、コリンズ議員は、Senatorではなく、Congressmanと呼ばれていたので、下院議員と言うことですね。
ヘレン・ミレンが編集局長役で出ているのですが、ちょっと勿体無い気が・・・。折角なんでね、もう少し重要な役回りでも良かったのではないかと。
時代を反映して、インターネット版の記者と、通常の紙面版の記者がいるのは興味深いです。そのインターネット版の記者デラ・フライは、レイチェル・マクアダムスが演じています。彼女、誰かに似てるんですが・・・。
民間戦争会社が話に出てくるというのは、こちらも時代の問題点を鋭く捉えていて中々興味深いです。でも、それにしても、最後の最後の結末は、そうなるんですか。そう言うのは、有り? 結局のところ、誰も救われないと言う話になってしまってますね。ちょっと残念。
面白かったです…でも最後は…
映画.com様の試写会当選で行って参りました(^^)
ありがとうございますm(_ _)m
この映画は、2時間ドラマでも良いのでは?という日本映画とは全く違い、
真実を解き進める途中で、ドキドキハラハラすることが出来る二転三転の
展開が、正に映画の醍醐味ですネ
なんでこう、日本の映画は金をかけて2時間ドラマでもよい様な作品を
ワザワザつくるのかな…f(^^;)
ただこの映画、ラストが…どうでしょう…
好き嫌いに分かれるんじゃないかな~
自分は、もう1・2度観ないと理解できません
それとエロスシーンは無いものの、
内容は難しいので、お子様とは行かない方が良いと思いますヨ
英国ドラマ版とはまた違ったアメリカらしい映画
原作は、NHK・BS2でも放映された英BBC製作の
テレビドラマ『ステート・オブ・プレイ~陰謀の構図~』。
舞台をアメリカに移し、編集長が男性から女性になり、
(ちなみに、原作の編集長役は『パイカリ』でタコ海賊?
を演じたビル・ナイ)、ジェームズ・マカヴォイが演じた
訳ありのフリー記者がいなくなるなどの変更はあるものの、
実力のある豪華な俳優陣と、アメリカ社会を象徴する
様々な人種による配役で、ドラマのリメイクと言って
しまうのは失礼に感じられる出来栄えだと思います。
この作品、当初のキャスティングではブラッド・ピットと
エドワード・ノートンの顔合わせだったと記憶していますが、
アクの強い百戦錬磨の記者はラッセル・クロウで大正解^^
それにしてもベン・アフレック…こういう役柄をやらせたら
ピカイチ! 何も言う事はありません(笑)
ショーン・ペン夫人も、ヘレン・ミレンに負けない存在感を
醸し出していて素敵でした。
だけど、ラッセル・クロウは役作りで体重を増やしたので
しょうか? それにしては締まりが足りなくて、タンクトップ
姿になるシーンでは、ロン毛と不精髭も加わり、怪しいメタボ
おやじにしか見えなかったのですが・・・。
運転中にスナック菓子をむさぼりながらもダイエット・ソーダを
選択するといったシーンがあるので、時間が不規則で不摂生に
なりがちな記者像を体現しているのかな?とも思いましたが、
多分、それもラッセルの体型からの後付けではないかと思えて
なりませんでした(^^;
目を離しちゃだめな展開でした
記者役のラッセル・クロウと議員役のベン・アフレック、編集長役のヘレン・ミレン、存在感のある俳優の出演で楽しめました。ストーリーの展開がなかなか混み入った感じで集中して観てないとわからなくなりそうでした。
人に勧めたい
ベンが議員?って思ったけど、女性スキャンダルに巻き込まれるってところで
説得力があるし、ラッセルの記者役もハマってる!
(ベンって、ブラウン大で本当は頭がいいのに、そう言う役が似合わないのは何故?)
二転三転するストーリーにハラハラするし、久々に見ごたえがあるサスペンスを見たって言う感じです。
これぞクライムサスペンス!こんな映画を待っていた。
映画にリアリズムを求めるにせよ、エンターテイメントを求めるにせよ
満足知らずの我々の心には一方の要素だけでは満足出来ない場合が多い。
この作品は、原型にリアリズムを求め、それにサスペンス味の
娯楽性をまぶした、そんなイメージの作品だった。
ラッセル演じるカル記者が追う事件から
まったく関連が無いと思われていた二つの事件がつながる。
つながったその事件には政治家の彼の友人が絡んでいた。
この事件は、
政治家のモラル、政治と企業の癒着、男の友情、男女の友情
政治家・新聞記者の使命感、部下との信頼関係
そんなたくさんの要素を自然と意識させながら
最後のクライマックス、消されたヘッドラインへと
突き進んでいく。
高潔な使命感に燃える政治家コリンズ役のベン・アフレック、
新米記者デラ役を演じるレイチェル・マクアダムスの
仕事に邁進しながらもどこか可憐な女性像、
そして忘れてはならないのが、ヘレン・ミレン演じる
編集局長、記者の使命と管理職としてのビジネスの
ギリギリの選択を冷徹そうに演じていた。
見逃せない一本だと思います!
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