「1と2の亡霊」ターミネーター4 Mさんの映画レビュー(感想・評価)
1と2の亡霊
オリジナルと2があまりにも偉大すぎて、みんな期待をしすぎなのではないか。
この作品は充分におもしろい!
自律式のバイクはHONDAが既に作っていた。
自律式の兵器は既にドローンによる爆撃という形でウクライナで実用化されている。
AIによる人間に対する攻撃も、現状から考えるとそう遠くない未来に起こり得る可能性は充分あるように思う。
だいぶ前に、ホーキング博士がAIの開発や地球外生命体と連絡を取ろうとすることの危険性を主張していたが、満更SFとも言えないような時代が来つつあるのかもしれない。
最初にYouTubeで自律式の4つ足のロボットが走り回るのを見た時には、なんかユーモラスに思ったが、その後、自律式兵器の開発途中だったと知り、慄然としたことを思い出した。
ジョン・コナーが、ラジオで生き残った人々に呼び掛けるシーンは、まさにウクライナ戦争が始まった時のゼレンスキー氏そのものに見えた。
(追記)
アーノルド・シュワルツェネッガーが、この作品をターミネーターシリーズの最低作品と語ったらしいが、本人が出演していないから選んだような気がする。
此の作品を掘り下げてくれてありがとうございます。
過小評価されている部類に入いると思います。
ジョン・コナーが呼びかけるあのシーンは確かにゼレンスキー氏其のものです(;^_^A
このシリーズで最も顕著なのは”AI”というキーワードでして「大量のデータから自動的に複雑なパターンや特徴を学習する」今日のAI※所謂ディープラーニングというものはやがて情報の飽和という弱点に行き当たり、結果、誰が見ても之ってAIなんじゃね、っていう事態に陥ると思います。
10年前でしたらAIによって淘汰される職業というものが世間で話題になりましたが、自分はAIに関しては昔から懐疑的でして、今現在専門家たちの予想は尽く外れております。
人間にあってAIにないもの、其れすなわち出鱈目な数字を作れないAIは所詮人間には敵わないという非常に痛烈な結末です(;^_^A


