「「プリンス」は母親の旧姓らしい」ハリー・ポッターと謎のプリンス jellyfishさんの映画レビュー(感想・評価)
「プリンス」は母親の旧姓らしい
自分を自分で「王子様」と呼んでいるわけではないみたい。(そういう意味も含めてるかもしれないけど)
らしくない名付けだなと思って調べてみた。
前作と閉じ方が似ているのは同じ監督だからなのか、やっぱり終わりに向かっているからこうなってしまうのか。
見終えた今も悲しさでいっぱいだけど、大きな存在がいなくなってしまう衝撃が2回目だからか、本人がその瞬間を悟ってからの出来事だったからか、まだ前回よりは受け入れられた。
いやでも、どこかのタイミングで死んでしまうのは知っていたけどあと2話も残してここでとは思わなかったな。この後ダンブルドアのいないハリーポッターを楽しめるかな。
炎のゴブレット辺りでは描き方に違和感を覚えていたけど(演技ではなくて台本が…)悲しいことに今回でああやっぱりこの人がダンブルドアなんだと思った。もっと活躍を見たかったし物語の中に永遠に生きていてほしかった…。
ここのレビューに書いていいのか分からないけど、スネイプ先生が味方なのもなぜ味方なのかも先に知っている。
もし知らなかったら、ダンブルドアが死の直前に言った「セブルス、プリーズ」は「頼む、やめてくれ」に見えたのだろうか。「君の手で頼む」とあの場で2人だけに伝わるやり取りだったのが綺麗だった。
まだ若い、ホグワーツ生のマルフォイにその役をさせない愛情も感じた。
少し疑問なのが、映画のタイトルがなぜ謎のプリンスなのか?あの本の持ち主が誰なのかは物語にそれほど重要な意味がなかったような気がする。
"本の持ち主"ではなく、今回重役を担う"セブルススネイプ"という意味なのかな、
だから和訳も敢えて"半純血の"ではなく"謎の"を選んだのかなと思った。
恋愛要素は正直あまり興味が沸かず、唯一ハーマイオニーがとっても可愛く心乱されているのだけが自分的に見所だった。
ハリーはチョウチャンが好きなんじゃなかったの?こういった休息シーンが無ければ、暗すぎて見づらいのでしょうが。