「キャー!!エビサ―――ン!!」第9地区 ゼリグさんの映画レビュー(感想・評価)
キャー!!エビサ―――ン!!
クリックして本文を読む
斬新さと社会風刺の塊ですね。
まず人間にまったく感情移入させないのがすごい。
宇宙人側の主人公は相当の人格者なのに、人間側はというと、
「お前ほんとは主人公じゃないだろ」って言いたくなる素敵なクズ。
そしてこの主人公etc.がエビ的な難民たちをいじめるいじめる。
結果なんやかんやあってエビ化してくれ…してしまう主人公。
ここからが怖い。
ついこの間まで企業の最高責任者だったはずの主人公に異変が起きた途端、
もう人間扱いしてないんです。ただの実験体、化け物としか見ていない。
そんで長い追いかけっこが始まるわけです。
その過程で再びエビ先輩に出会い変わっていく主人公。
協力してそれぞれの目的を果たそうとする二匹。
自分の星に帰ろうとするエビ紳士。
ロボに乗って大活躍かと思ったら、へっぴり腰になって逃げようとする
素敵なクズごめんやっぱり変わってなかったわ主人公。
それでも最後は命賭けでエビジェントルを故郷に帰す主人公。
わー主人公っぽーい。エビ要素だいぶ多めー。
そして逃げていくエビガンジーが一言。
「待っててくれ…必ず助けに行く…」
か…かっけえぇぇぇ―――――――!!結婚してくれ―――――!!
終わり方も良いし、これは傑作ですね。
コメントする