劇場公開日 2009年8月7日

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「ラッセンがすっきー!な映画。」G.I.ジョー カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5ラッセンがすっきー!な映画。

2021年10月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

アマプラで鑑賞

本作は粗を探し、ツッコミどころを指摘すべき類の映画ではない。
私はこういった映画を真剣に製作できるハリウッドのシステムが大好きである。
ワールドマーケット向けにVFXを駆使したアクション1本に絞り込み、娯楽に徹した面白い映画だと思う。
映像作品は一律、現実的に説明ができ、辻褄が合い、伏線を回収し、俳優の高い演技力を見ることができ、美しい映像が全てではないと思っている。
絵画でも写実的なもの以外にもキュビズム、印象派、シュルレアリスム、はたまたラッセンなどがあるのと同じように、映画も多様な目的、思想、こだわり、予算でもって意図的につくられていると言うことを改めて思い出させてくれた作品である。

出演したシエナミラーがラジー賞を獲得したにもかかわらず、本作は商業的な成功を遂げ、第3作まで上映されたことを考えても、もっと評価されるべき作品だと思う。

カツベン二郎