サブウェイ123 激突のレビュー・感想・評価
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らしい映画
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地下鉄をトラボルタ一味が乗っ取り、乗客を人質にし金を要求する。
それに無線を通して対応したのが鉄道会社のデンゼルだった。
結局何人もの人質を殺し、最後にはデンゼルが金を持っていく役に。
トラボルタらは地上に逃げ、デンゼルはそれを追いかける。
そして偶然にも見つけて追い詰め、殺されそうになったので逆に殺す。
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うーん、ようわからんかったなあ。
悪人役のトラボルタと善人役のデンゼル、らしい役だった。
でもデンゼルが収賄の罪を犯してたとかいう話になる。その設定いる?
さらにトラボルタの本当の狙いはテロを起こして相場を暴落させる事。
予め空売しておいてボロ儲けするってのに、わざわざ身代金受け取る?
しかもやたらとトラボルタがデンゼルを気に入るのも謎。
さらにはデンゼルが警察官でも無いのにトラボルタを追うのも謎。
そして偶然にも歩いてるトラボルタを発見するのも偶然過ぎ。
最後もトラボルタはデンゼルに殺されるのが本望みたいやった。謎。
うーん、細かいところがようわからん。
リメイク有りでしょう
1974年のオリジナル版をTVで観たので釣られて鑑賞、さすがに35年も経つと司令室も人物像も垢抜けて見えるし、設定も行動に合わせて変えられているので不自然さが解消されている。
身代金も100万弗から1000万弗に上がったが犯人は元傭兵でなくウォール街のトレーダー、「有事の金」の格言通りテロでの金相場の高騰を目論んでの犯行と今風に脚色。単に身代金目的ならわざわざ逃げ場所の無い地下鉄など選ぶのは不合理だがテロに見せかけ相場を操作するなら多少は分かる気もします、ただ、それなら実行犯を別に雇って自分は裏方に回るのでしょう。ただ、旧作でも模倣犯の恐れから交通局の協力は難航したらしいが、9.11があった後なのであまりテロ映画に寄せるのは憚られたのでしょう。
邦題に激突なんて付けているから脱線かとひやひや、「スピード」みたいに地上に飛び出すのかとも思ったが激突したのはパトカーの方と旧作と同じでした。
旧作では市長や警察はぼろくそでしたが多少はましになりましたね、本物の交渉人を登場させた上でのご指名と旧作のプロットをよく練り直したことが感じられます。
犯人と管制官のキャラクターを深堀し、対峙に焦点を絞ってテンポよく展開、私はリメイク版の方が面白かった。
ギリギリで及第点に届かず。。
トニー・スコット監督の最新作。
トニー・スコット監督は、昔「トップガン」や「ビバリーヒルズ・コップⅡ」などを撮った名監督(・・・最近の作品は知らないけど)。特に「ビバリーヒルズ・コップⅡ」は大大大好きで、学生時代何度も繰り返し観た。音楽とかも最高に良い。今観ても楽しめる名作。
さて、そんな監督の最新作。
ストーリーは「地下鉄ハイジャック」もの。偶然その時間に勤務していた地下鉄の保安職員が、ネゴシエーター(交渉人)として犯人とやり取りを行う。そんな中で明かされる様々な真実とは…??なんてところが売り文句になってる。
ストーリーは結構練られている。
分かりやすい勧善懲悪作品ではない。
デンゼル・ワシントン扮する主人公は、新しい電車決定の際に日本企業から賄賂をもらっていた事実を、乗客を助けるために認めた。
また、ジョン・トラボルタ扮する犯人も、元投資会社の社長として、NY市民の保険か何かだったかな??その運用資金を何らかの投資で2000万ドルの損を出してしまい、それが元で刑務所へ入れられた過去を持つ。そして、ハイジャック事件を起こした結果、金相場で同額の2000万ドルを稼ぎ出す。「「死」は神への「借金」を返すことだ」と作品中何度かこの犯人は語っていたが、おそらくは、この「利益」で「借金」を返したというコトなのだろう。つまり犯人は見事目的を達成したわけだ。そして、最後は主人公に打たれて満足そうに死ぬ。
登場人物であるNY市長は、不倫事件でスキャンダル中。収入1ドルで市長という役職を務めている割に、高価なスーツに身を包む。明らかに悪人の匂いがする。
ストーリー上は数名が死ぬことにはなるが、犯人達は無差別な殺人は犯さない。乗客もほぼ全ての人たちが最後は助かる。
また、賄賂疑惑で降格されていた主人公も、最後事件を解決したご褒美として、市長から役職復帰を約束される。
さて、いったいこの作品での悪人は誰か?
この答えは明確には出せない。善悪や良し悪しが、はっきりとは線引きできない構成になっている。以前観た「クラッシュ」とテーマが少し被る。
しかし、正直観終わった後の後味は良くなかった。
妙に納得がいかない。
おそらく、登場人物の良し悪しをはっきりさせなかった結果として、作品の「軸」が不明瞭になり、全体の印象が薄まってしまった…モヤモヤっとした感じを受け取ってしまったからだと思う。。
「クラッシュ」は他のテーマとして「人種差別問題」を扱っており、その軸が1本作品の中で串刺しされていたので、大変後味の良い作品になりえたのだが、この作品は軸になる「観点」が他に無い。役者達の演技は素晴らしかったので、余計に残念。。もったいない。
演出は、地形を表現するのにGoogle Map的な鳥瞰視点を盛り込んだり、ラップのリズムに乗せたオープニングや、本職FBIネゴシエーターの失敗で乗客が一人殺されてしまった時の、カメラを引いた際の面白い効果だったり、観るべきところがあった。
しかし、全体としては微妙。もう1回観ようとは思わない。
うーーむ。。残念。
緊張感と緩い感じ
鉄道の運行管理室と事件現場との緊迫感は、この手の映画のつきものなんだけど、何か緩い人たちが多くてやきもき。上司との諍いとかNYPDの悠長な刑事や市長とか、アンバランスで何か笑えてしまう。主人公も急ぐ局面なのに奥さんと長電話するし、この脚本家の感性にはついていけない。ドラマはそれなりの収まり方で良かったかな。
NY地下鉄は全面協力だったようだが、新幹線大爆破では旧国鉄に拒否された。お国柄ですか?
絶対もっと面白くできたはず!!
設定的に見ても、俳優陣をみても、絶対にもっと面白くできたはずなのに!!
なぜこんな感じになってるのでしょう。
デンゼルワシントン とジョントラボルタ共演で何でこんな残念なことに。
お二人の演技は最高なのに。
内容にツッコミどころありすぎで、とっちらかってる印象はいなめません。
まず、警察アホすぎる。
ギャグかと思ったけど、ギャグにできるほど突き抜けた演出でもないし。(お金をヘリで運ばないとことか、そのあと、デンゼルワシントン がお金を運ぶ時はあっさりヘリを使ってるとことか。ツッコんだらきりがない)
だだ警察の無能ぶりを描きたかったの??よくわかんない。
あと、主犯格(ジョントラボルタ)が主人公(デンゼルワシントン )にあそこまで懐いた理由がいまいち釈然としない。
ジョントラボルタ寂しがり屋さん??
もっと頭のいい犯人にしないと面白くない。
ラスト、主人公の罪が帳消しになったところは、ハッピーエンド好きの私にとっては唯一のプラス点。
大好きな俳優陣2人の共演だっただけに、本当に本当に残念です。
タイトルなし(ネタバレ)
1974年製作の『サブウェイ・パニック』を、『デジャウ゛』('06)や古いとこでいうとトム・クルーズの出世作『トップガン』('86)なんかを手がけたトニー・スコット監督が、四度目の主演となるデンゼル・ワシントンと名優ジョン・トラウ゛ォルタでリメイクしたクライム・サスペンス『サブウェイ123 激突』。決して横道に反れず骨太な作品を撮り続けるスコット監督が、"閉鎖された空間で起こる犯人との頭脳戦"みたいなお得意的シチュエーションを如何に料理するか大いに期待が持ちながら鑑賞。
しかし、物語は意外に大味な感じで、主演二人の渋い演技力でそれをカバーしているように思えた。
心理戦といっても大した駆け引きもなく、自己チュー全開の犯人を頑張って宥めています的な感じで、それでも大どんでん返しなラストが待っていましたみたいなサプライズもなく、トラボルタさんあっさり捕まって終わっちゃう呆気なさ。
二人の人間的な背景を描いたような部分も薄く、かといって派手なアクションがあるわけでもなく、厳しくいえば全てが中途半端。
名優二人の競演に期待を膨らませすぎたのか……。
原版より落ちる
総合75点 ( ストーリー:70点|キャスト:75点|演出:75点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
名作「サブウェイパニック」の再映画化で、どうしても原版と比較してしまう。これはこれでそれなりに楽しめるしありかなと思うが、原版と比較すると落ちる。
それは犯人と地下鉄の運行指令員との交渉が楽しめた反面、二人の人間像についての話が物語の中心に据えられてしまっていて、この地下鉄を乗っ取る犯罪というものの掘り下げがやや不足した印象がある。特に今回の犯罪とは関係がないガーバーの過去の職務上の問題のことをここで描いても、作品の主題としては的外れな感じが強い。デンゼル・ワシントンが演じているからといって、無理にその役に対する見せ場を作ろうとしすぎなのでは。それならば犯罪者側の背景をもっと見せたほうがよいだろう。犯人側はトラボルタ以外はただのその他大勢になっている。
それと犯罪の裏側には、乗っ取りによって商品先物市場に影響を与えてその投資によって儲けようという作戦があるようだが、これが現実的かどうかは疑問。犯人はお金が目的とはっきりと言ってしまっているわけだし、経済に影響を与える大規模テロならともかくとして、お金目的で地下鉄を乗っ取ったくらいで取引市場で有事の金買いがそれほど起こるとも思えない。
それにこの作品は原版の持つ、犯罪と犯罪者を徹底的に追及しつつ最後にとんでもない結末を用意するという物語性がなく、簡単に推測できる結末に落ち着いていた。その意味ではちょっと質は高いが普通の犯罪作品になってしまっている。原版を知らなかったらもう少し楽しめたが、観終った時はややがっかりしたのが正直なところ。
デンゼルの[いいひと]ってちと飽きた
74年版のオリジナル「サブウェイ・パニック」を現代風にアレンジしたんだけど、舞台が現代なだけ。
乗っ取られた車内の乗客の1人が持ってるノートパソコンの描写も、サスペンスを盛り上げる小道具となってないし、主人公の役柄を公安局警部補から地下鉄職員に変えたのも同様。
おそらく、刑事ではなく、一般市民が職場で事件に遭遇することにより、主人公の巻き込まれ感を強調しようとしたのが、事件解決後の演出でバレバレ。
でも、拳銃握ったこともない男が、残虐なリーダーを車奪ってまで追跡するのおかしいよね。役柄変えなきゃいいのに...
犯人グループも、オリジナルのほうはロバート・ショー、マーティン・バルサム、ヘクター・エリゾンドの3人は確実にキャラ立っていたが、本作はトラボルタ以外全く目立たず。
これは、デンゼルとトラボルタの対決に絞るための演出なんだろうけど、この2人のやり取りが盛り上がらない!
トラボルタが色々わめいて、デンゼル演じるガーバーに固執して、最後も禅問答みたいなセリフを吐いているんだけど、信念の無いただの強盗にしか見えないよ。
デンゼルのいいひとキャラも、いいかげん飽きた。
謎の男演じても根はいいひと、だらしない男演じても最後はいいひと、凶悪犯かと思いきやさりげなくいいひと...本人も気付いているのか、最初の頃よりも変わったキャラに挑戦していても、やっぱりいいひとなんだよね(笑)
「トレーニング・デイ」みたいな素晴らしい極悪人を演じられるんだから、本作でトラボルタと役をチェンジしたら、もう少し面白くなったかも(笑)
停車してるのに怖い。
'74年版を観ていないので…なんとも言えないけど^^;
主演2俳優(まぁデンゼルに軍配ですけど)が、ほぼ
全編を食う勢いで最後まで突っ走るので全く飽きない。
この設定が現在の凶悪事件からすればささやかでも、
人間ドラマに重きを置く流れはやはり面白いと感じる。
ゆえに、T・スコットのやかましい冒頭のラップ音楽も
地下鉄より早いカメラワークも気にしなければ大丈夫。
デンゼルとトラボルタと、あとはタートゥーロ?くらい
の記憶しか残らないが(あとは悪代官の市長かしら)
少ない人数で、狭い空間での展開というのもいい感じ。
サスペンス…スリラー…的には劣るが(脚本がねぇ)^^;
犯人が交渉役に友情を感じるなんて在り来たりな話を
これだけ飽きずに観られるのは多分に俳優の演技力。
またまたデンゼルの底力!を感じずにはいられない。
'74年版のラストはW・マッソーの素晴らしい表情で
締めくくられているようだが、こちらはデンゼルの
買い物(奥さんのこだわり)^^;で締めくくられている。
家族が待つ家に地下鉄で帰るという日常が愛おしい。
(ちょっと真下正義を思い出した。あれは止まらず…x)
粋じゃない
「お大事に」とウォルター・マッソーのドアップがあまりにも印象的なオリジナルに比べて、あまりにもせっかちで工夫や遊び心が無い。なんで面白い素材をこんなに味気なくしてしまうのか。人物描写もお粗末。主人公の家庭の話は物語の腰を折り過ぎるし、汚職の件も後半の展開に絡まず活かせていない。悪党の描写も主犯以外はカラッポで『レザボア・ドッグス』の元ネタであることを考えると凄く勿体ない。ブライアン・ヘルゲランド一人の仕事とは思いたくない。結局、役者の魅力と最早ご愛敬のトニー・スコットのゴリゴリ演出を楽しむしかない。
先導が要るのにハデなクラッシュを繰り返す現金輸送隊。マヌケだな~と思ったけど、オリジナル見直すと同じだった……そんなトコに無駄金使うから赤字になるんだよ。
比べて悪いですか?
オリジナルを見たのは高校生の時です。パンフレットもあります。
もう犯人は逃げ切るのか?と思うドキドキの中のあのストップモーション
ウオルター・マッソーのあの特徴的な鼻。
歴史に残るラストだと思っています。
比べるなと言っても無理です。
さて、本作ほぼ二人だけの映画。アカデミー俳優もトラボルタの
熱演に脱帽か。
ストーリーに新ネタ無いし、主役の二人はあまりにプロでデンと
構えすぎ。ワシントンの妻とか、ネットの恋人たちとかにもっと
スリルを担ってもらえばいいのに!
激突したのはあれだった
トランスポーター3の失望、96時間の不完全燃焼の払拭の期待を胸に
地下鉄にのぞんだわけですが・・・
ジョントラボルタがあんな姿になってしまってとてもじゃないけどディスコで踊れないのは予告編で知っていましたのでびっくりはしませんでした。
悪者をしっかりと演じています。
デンゼル・ワシントンの横領したくせに妙に正義感たっぷりの主人公もとてもよいです。
二人の掛け合いは、一流の漫才のようで、これはみどころです。
しか~し、
誰よ、この脚本
なんで、
交通規制できてないわけ?
激突するのはパトカーって馬鹿じゃないの!
観客はそこで時間内に金がつくかどうかなんかで
スリルなんか感じないですよ。
ちょうど、追っかけてるヘリは何だよって思って
るところに、「ヘリを使えばいいのに」ってセリフ、
呆れた後ろの観客がいったのかと思っちゃいましたよ
ここで笑わせるためだったの?
地下に行くSWATは裾くらいちゃんと処理してるでしょう。
運転してもらうためにわざわざ呼ぶために殺したかったでしょうけど・・・
陳腐なデイトレーダーみたいな本当の目的も初めから明かしているのにもかかわらず、最後は、自殺願望??のような終わり方・・・・・
市に恨みがあったという投資顧問会社のトップだったと明かされてもそこへの展開もないし。犯人、ただのジャンキーですよね。
ふたりの無線シーンだけがみどころの映画です。
アナログ時代の作品をデジタルでアレンジ
リメイク作品は基になったオリジナルと比べられてしまいますが、この作品は演出の派手さとテンポの良さは現代流で飽きさせません。
身代金輸送の場面は『ヘリを使えばいいのに』と観客が思ったことを劇中でもぼやいてたり(制限時間内に間に合うかどうかというスリルを味合わせる為のトニー・スコットの演出でしょうね、きっと)
にしても、ジョン・トラボルタの悪人振りは、本気で怖かったな〜、
デンゼル・ワシントンがちょっと地味に見えました。(最後の方でど根性を見せてくれます)
デンゼルとトラヴォルタの“激突”に酔いしれる。
☆
未見であるが“サブウェイ・パニック”を
トニー・スコット監督がリメイクしたという作品。
とにかく思うのはオリジナルにはなかったであろう現代的な要素の、
ネットなどのテクノロジーの使い方が中途半端で、有効に機能していない。
作中でも自嘲気味にヘリを使えよというセリフもあるが、
現金を輸送する意味は全くなく、
画が弱いので派手な映像を入れたかっただけのようである。
犯人ジョン・トラヴォルタの目的は一見すると
“落として”から“上げる”ことではあるが、ホントにそうだったのか。
手下と別れて、あんな重そうな現金を持ち歩く意味が分からん。
訳が分かりにいのか何度も出てくる
「死は神への借金である」と言うようなセリフが、
クライマックスへ繋がるわけであるものの、
いまいちピンとこなくて分かりにくく、真の目的はこういうこと?
と思ってしまう。
デンゼル・ワシントンとジョン・トラヴォルタの“激突”と、
若いなぁ~という編集に酔いしれることが出来れば、
面白くないことはないので、ちょっと残念だったな。
☆
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