「神の恩寵に生きる者に、不幸は訪れない」ツリー・オブ・ライフ shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
神の恩寵に生きる者に、不幸は訪れない
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映画「ツリー・オブ・ライフ」(テレンス・マリック監督)から。
この作品、きっと賛否両論に違いない。
映画というものをどう捉えるか、によって感じ方が違うのだから。
さて私の場合、数少ない台詞から、気になるフレーズをメモしてみた。
特に、作品冒頭、こんな台詞が続く。
「『生き方には、2通りある』と修道女に教わった。
世俗に生きるか、神の恩寵(おんちょう)に生きるか、どちらか選ばなくては。
神を選ぶ人は、利己心を持たない。軽んじられ、忘れられ、
疎(うと)まれることを受け入れる。侮辱され、傷つくことも。
世俗に生きる人は、利己的。他人に自分を従わせ、威圧的に振る舞う、
自分の意のままに。常に不満の種を見いだす。周りが幸せに輝いていても、
愛情が満ちあふれていても。」
そして「こうも教わった。『神の恩寵に生きる者に、不幸は訪れない』と。」
この辺りに、監督の伝えたいことが詰まっている気がしてならない。
台詞が少なければ少ないほど、気になって仕方がないし。
この映画を観た人の、ヒントになればいいのだが。(汗)
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