「シリーズ「2」を先に観たからなのだろうか?本作には違和感が残る」アメイジング・スパイダーマン Ryuu topiann(リュウとぴあん)さんの映画レビュー(感想・評価)
シリーズ「2」を先に観たからなのだろうか?本作には違和感が残る
これには心底がっかり失望した!「アメイジングスパイダーマン2」を先に観てしまうとがっかりさせられたなぁ~。それに私が、基本的にはアメコミアクションヒーロー者には然したる興味がないからだろうか?
やはり、特撮だけが売りの昨今の中身ゼロ映画には、益々興味は失せる。
この映画も確かに、映像技術の素晴らしさや、緊迫感やスピード感には目を見張るものが有る。それはこの映画の最高に良い点だ。
だが、そんなゲームのようなテンポの良い、ノリばかりに目が行くような映画ばかり繰り返し上映されている現状には疑問が有る!
いくら映画は娯楽と言っても、軽いおバカなだけの映画には腹が立つ。
どうして、駄作を大金賭けて制作し続けるのか、その理由は何なの?と言いたい。
それは数字が総てだからだろう。駄作でも多くの収益を得られれば良いからだろう。
映画は娯楽であり、気分転換の遊びの為に存在はしているけれども本質的には総合芸術であり、文化なのだ。
こんな事では、芸術文化としての映画産業は滅びてしまうのではないか?
そう思っていたら、更に驚かされるのは、そんな何も残らない様なおバカ映画を好きと言う中年層がいて、日本にもいて、もう唖然!しかも普段は映画をそれ程沢山観ない私の職場の中年層が何故か嬉々として本作を絶賛していた。やはり直ぐに洗脳される日本人のマインドと廻りを気にしてハヤリ物に便乗しようとするマインドもマスコミの宣伝効果も凄い物があったと実感する。
私は、前シリーズがまあまあ気に入っていたので、この監督、主演の入れ替えには難色を示していて、ついぞ劇場には観に行かなかった。
公開当時に劇場で観なかったと言う、その選択は間違っていなかったと今にして思う。
今回「アメイジングスパイダーマン2」を劇場の時間の関係で観る羽目になった私は思わず気に入ったのだが、その事は逆に続編の前の本作がきっと本当に素晴らしかったと勘違いした。勝手に期待してしまったわけだが、そこは見事に裏切られた感じだ。
2作目と比較して何故、こんなに出来が悪い1作目の後で2作目を完成出来たのか!
やはり、監督も役者自身も、ライミ監督作を意識し過ぎて、映画全体として手探り状態で1作目は終わってしまったのか?
現在公開中の「アメイジングスパイダーマン2」にはヒーローが目指す、正義の夢と希望
理想に向かって努力する若者たちの青春の成長の理想の姿が描かれている。因って子供から大人も安心して観られる作品だが、こちらは、ホラーか、ディザスターかジャンルも分からないが単なるゲテモノ恐怖映画のノリです。 キャストは豪華なのに中身がこれでは俳優も打つ手なしですわ! 1勝1敗、3作目はどうなるのか期待値は急上昇?