「新たなスパイダーマン伝説!」アメイジング・スパイダーマン ratienさんの映画レビュー(感想・評価)
新たなスパイダーマン伝説!
2002年から始まったサム・ライミ版の「スパイダーマン」の後、2012年からの「アメイジング・スパイダーマン」ってのは、リメイクには早すぎるんじゃないの?って言うのが公開当時の感想です。 サム・ライミ版が、スゴい良かったんで、新たに作り直したものも、どうしても比べて評価しちゃいました。
主役二人は圧倒的にこっちの方が良い!もう間違いない!(前シリーズのМJファンの人には申し訳ないが、自分の中でのマイナス点はここだけだったので)
でも、作品全体を通してみると、なんかあっさりしすぎのような気がします。
マーベルの作品は、ヒーローの苦悩みたいなのを描く作品が多くて、「スパイダーマン」もそれに該当すると思います。どちらの作品も同じような苦悩にぶち当たるんですが、まぁ、ファースト・インプレッションみたいな衝撃度っていうのもあって、サム・ライミ版に軍配を挙げたくなるかな。
えぇ、このシーンは前の方が良いだろうとか、この進展は無理があるんじゃないかって感じで。
だからって、面白くないわけじゃない。なんたって、主役の二人が良いんだから、もし、こっちが先だったら、全く逆の感じ方をしていたのかもしれない。
【ネタばれ】
「アメイジング・スパイダーマン」の方が原作に近いみたいですね。
あの、糸がピュッと出る機械がストーリーに絡んでるのは面白かった。壊れると糸が出せないというピンチはドキドキしました。
グウェンのお父さんが警察の人で、非業の死を迎える展開もドラマチックだったんですが・・・。
あの最期「娘を巻き込まないでくれ・・・」。死に際の約束ですから、遺言みたいなもんでしょう。一度は別れを決意した二人なのに、あのラストシーン。
「守れない約束もあるよね」そして、グウェンの笑顔・・・。
やっぱ、軽いゎ、この映画。