劇場公開日 2012年6月30日

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「元カノ(ライミ版)を忘れさせてくれる快作!!!!」アメイジング・スパイダーマン ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0元カノ(ライミ版)を忘れさせてくれる快作!!!!

2012年6月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

幸せ

ハリウッド界隈での、この頃流行りのリブートってやつです。
まリメイクと何が違うんだって話ですが、リブートってやつです。
正直ね、同じ題材で何回作り直すんだよ!てウンザリしてますよ。

しかも!しかも!よりによってスパイダーマン!
ライミ版大好きだったのに!4を心待ちにしてたのに!
焼き直し!再起動!リブート!ふぁっく!
100歩譲って監督キャスト一新しても4として制作出来なかったのかよ!と憤りましたよ!憤りましたが!
いつまでも憤ってもいられないし、映画でのマーベルユニバース界隈も騒がしくなってきて、アベンジャーズとのコラボも?なんて話がまことしやかに出回ってるし、ま、もう仕方ねえな、という諦め?でライミ版との比較も兼ねつつ先行上映に足を運びました。

結論から云えば「ヤバイ面白かった」。

ヤバイ面白かった。ヤバイです。あれ?DISる気満々だったのに、というw
ハッキリ云ってストーリー的に脚本の粗なのか編集バッサリなのか分からない雑なところは目立ちます。そして、その割りに時間が長い。
でも、直球だった。
スパイダーマンだ!これがスパイダーマン!観てくれ!俺がスパイダーマンだ!ていう熱意が凄い伝わりましたよ。

神経質で天才肌、両親の謎の失踪に悩み続ける新しいピーター・パーカー像。
ヒロイン、グウェン・ステイシーのキュートな性格とルックス。
スパイダーセンスに目覚めてからのコスチュームハンドメイド過程のワクワクさ。
FPS的感覚での空中移動の高揚感。
ヴィラン(リザード)との捻りのないド直球な肉弾戦。
ダークな一面を謳っていながら意外にライトでポップなノリ。
宿命の敵(?)と、恐らくそれに関係してるオズコープ社を強調したシリーズとしての新機軸。

観賞中、ライミ版との比較でこうだった!ああだった!とか、そんな考えが入る余地はなかったス。
このスパイダーマンはこのスパイダーマンでイイ!
ライミ版(元カノ)を忘れさせてくれるなら、俺はウェブ版(今カノ)でも構わない!

リブート自体にはね、これからも否定的な姿勢でいることに変わりはありませんが!うん、でも。

これは推します。好きですね!

ロロ・トマシ