劇場公開日 2012年6月30日

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「我らが親愛なる隣人、スパイダーマン。」アメイジング・スパイダーマン えねころろろさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5我らが親愛なる隣人、スパイダーマン。

2020年4月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

トビー・マグワイア版スパイダーマンとトム・ホランド版スパイダーマンは視聴済み。
なので上記の作品を観た後だとそれぞれの作品と比較してしまうが、アンドリュー・ガーフィールド版スパイダーマンも悪くない。

初代スパイダーマン映画のリブート作でもあるので序盤の流れは初代とほぼ同じ。違う点といえばピーター・パーカーの両親に焦点が当てられたのと、ヒロインがMJではなくグウェン・ステイシーという金髪美少女に挿げ替えられている所。正直ヒロインの可愛さで言ったら個人的には本作が一番だと想う。ゼンデイヤ演じるMJも十分可愛かったが。

本作はスパイダーマンの活躍を観て楽しむ映画ではない。ベンおじさんを殺した犯人への復讐に夢中になり、彼が人々を助けるヒーローとしての描写はそれほど多くはない。あくまでもこの映画はピーター・パーカーという少年がある日突然力を得て、その力をどう使うか、どう向き合うか。親愛なる隣人スパイダーマンになるまでの過程を描いた映画だ。よく言えば丁寧に描いてはいるが、その分冗長で少々退屈に感じた。

親愛なる隣人になるまでの過程を描くのに約二時間丸々使った本作。だからこそ次回作に期待できる。

えねころろろ