劇場公開日 2009年12月23日

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「意外にも噛めば噛むほど味が出る、スルメみたいな映画です。」アバター(2009) なすびさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0意外にも噛めば噛むほど味が出る、スルメみたいな映画です。

2010年11月2日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

難しい

萌える

公開当初、周囲の評価が最悪だったのと青い人達が沢山出てくる事に嫌悪感を抱き、劇場に行く気もありませんでした。
しかし最近なんとなく期待もせず、「まあ話題作だし観ておくか」程度のテンションでDVDを借り、何度か繰り返し観る内に一見単純でありがちなストーリーの奥にある真のテーマに気付きました。
そしてそれ以来、悔しいくらいどっぷりハマって抜け出せません。

監督が込めようとしたものなのか自然と滲み出たものかはわかりませんが、現代人にとって最もデカイテーマが込められていると感じました。
ただ、もしこのテーマを意図的に盛り込んだのならば、わざわざ宇宙に行って、ファンタジーテイストを出さなくてもよかったのでは…とは思います。
遠回しになって、映像や表面的な価値観や描写にばかり目がいくのは仕方ないかもしれません。

でも個人的には始め気持ち悪いと思った青い人達(ナヴィ)が実は物凄くかわいいので、やっぱり宇宙に行って良かったとしておきます。

話の表面や世間の評価、派手な映像に惑わされず、しっかりじっくり噛み締め味わうように、真っ直ぐな心で観て下さい。

真のテーマが何かは語りません。
映画をご覧になった方々ご自身の心が『それ』を感じ取れねば意味が無いからです。

そのテーマに気付いた時、まずハマります。

なすび