「もうアメリカの価値観はいらないです…」アバター(2009) isleさんの映画レビュー(感想・評価)
もうアメリカの価値観はいらないです…
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主人公も欲しいものを手に入れただけ、侵略地球軍とアメリカ的価値観は同じ。
ナヴィが語った「何も学ばない、赤ん坊と一緒、騒ぐだけ」からの成長はありませんでしたね。
破壊しっぱなしのアメリカ的落とし所には、うんざりします。鑑賞後は、嫌悪感すら感じました。
映像もジブリの世界観とスターウォーズの戦闘シーンを1.2倍早回しでごまかしている印象。観客が絶賛する美しい世界を目の当たりにしても戦闘せずにはいられないとは、人間そのものをバカにしている。
「リンク」という表現ですが、ゾンビや憑依です。一般的にエイリアンが人間に化けているモチーフの時、人間側の態度はどのように描かれているでしょうか? アメリカのご都合主義が鼻に付きます。
動植物と対話ができて絆が結べる能力を、ナヴィ族同士が絆を結ぶ時に使わない。絆を軽視しているし、絆とはどのようなものかを理解していない印象でした。自分達に都合の良い情報だけを受け取ることを絆と表現されています。
全編、根底に流れている価値観に「お前達、クサい」と言いたい。
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