「キャメロンはこれで良いのか?」アバター(2009) The Dudeさんの映画レビュー(感想・評価)
キャメロンはこれで良いのか?
こんだけ儲けたら良いに決まっとるけど・・・・
見て随分経つ。3Dは凄かったし、映画を観る者ならば避けられないイベントだった。
でも、それだけ。もう一度観たいとは思わない。『タイタニック』は3回観たが、これはもう充分。同じイベント的映画なのにこの差はキャラクターにある。評価の低い『タイタニック』の脚本だが、主演2人のキャラクターは良く描けていた(特にローズの方)。生きる意志に説得力があった。
『アバター』は主役も脇役も中身がない。サム・ワーシントンは観た後サッパリ忘れる印象の薄さで、S・ウィーヴァーの博士は驚くほど台詞が陳腐。女戦士もびっくりするくらい存在感が無く退場の仕方に工夫も捻りもない。A2のヴァスケスは何処へ行った! 大佐(スティーヴン・ラングのブレイクは90年代贔屓のバイプレーヤーなんで嬉しいが。)も単なる中身の無い悪役でガッカリ。パンドラの住人もヒロイン以外は風景に近い。ヒロインも他のキャメロン映画と比べれば中身無しだけど。
アクションの神、キャメロンよ、『アバター2』は勘弁してください。ナヴィはもういいです。
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