「3Dとエイワの美。」アバター(2009) ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
3Dとエイワの美。
3D予告での映像があまりに素晴らしかったので、
これは絶対3D字幕版で観ようと前から思っていた。
実際に観てみて、
これは劇場などにも偏りがあるのかもしれないが^^;
ものすごく3D!場面と普通に3D。場面が混在する。
ただここ最近で観た3Dの中ではピカイチの美しさ♪
惑星パンドラの中の描写は息を飲むほど綺麗だった。
それに比べてストーリーが…というレビュアーさんが
多いようだが、元々キャメロン氏に斬新なストーリー
展開までをも期待する方が酷なんじゃないだろうか^^;
物語はむしろ王道、実に分かりやすく単純明快。
そこをつまらん、どうでもいいと切り捨ててしまうのは
タイタニックで海に沈められた(そう見えましたよねぇ)
ディカプリオ並に可哀相な気もするのだが…^^;
ま、感想は多岐に渡るものなのでいいとして。。
余談だが私はけっこうワーシントンの顔が好きだ(爆)
あの、ちょっと口角が上がり気味のニヤッとした顔が
可愛いじゃん♪なんて思ってしまうクチ。
なもんで、彼のアバター姿にはなんというか^^;何で
あんなに目が離れているんだろう?的な感が抜けず、
予告時から違和感アリアリだったのだが、これがどうよ、
中盤以降どんどん彼の顔がカッコ良くなるではないか!
(装飾品も含めてね)
アバターも進化するんだな…(自己解釈が得意なもんで)
キャスト陣はお馴染の面々で、豪華豪華。
S・ウィーヴァーの登場は本当に嬉しい限りだし、
M・ロドリゲスはああいう役が本当によく似合う^^;
期待していたS・ラングは暴徒と化す大佐を熱演、
珍しくJ・リビシは嫌味な役回りを演じていて巧い。
唯一真顔を観られないZ・サルダナは表情が豊かで
さすがのスタイル♪やっぱり目が離れているのだが^^;
事故死した兄になり替りアバター任務に参加した弟。
海兵隊である自負から任務と並行して行われる先住民
制圧計画に協力して、走れる「足」を手に入れる目的が、
ナヴィとの生活を経て激変する。闘いではなく共存の道
はないのか。強欲な人類に比べ信仰心が厚く心豊かな
パンドラ民族に心を拓いていく彼には、もはやここが
第二の故郷といえる癒しの世界となり、やがて族長の
娘・ネイティリと恋に落ちる。彼らを守るため彼が起こす
反撃戦のすさまじさ。後半の見せ場は、あの武器で?
どうやって?と思わせる彼の頭脳戦と自然界の妙技だ。
…安心して観ていられる作品が
こんな最新技術を使って描かれているのに歓びを覚える。
飛び出すのではなく奥行きを感じる3D。
もっと進んで、メガネなしで観られる日が来るんだろうか。
(エイワの力ってすごいのね。英和辞典ならあるんだけど)