「観賞環境で評価が変わる作品」アバター(2009) つかさすすむさんの映画レビュー(感想・評価)
観賞環境で評価が変わる作品
「あのジェームズ・キャメロンが、物凄い映画を作っている」という情報を得たのが、かれこれ5年程前。
待ち望んでいた作品が、遂に公開!!!という事で、少しでも早く見ようと、先行3D上映会に行ってきました。
技術の向上により、今や出来ない映像は無い、等とは思っていましたが、この映画では、改めて「こんな映像表現が出来るの!?」と思わせる、それまでの認識をはるかに超える映像が、眼前に繰り広げられます。
それこそ、なんでそこまでやるの……と、逆に呆れてしまうぐらいの(苦笑)。
ただ、この映画を十分に堪能するには、鑑賞環境が大きく関係してくるかと思います。
ストーリーに関して言うと、予告編でほぼ全て語られていますので(笑)、2D上映で見ると、「ふ~ん、凄いね」で終わってしまうかもしれません。
なので、是非とも3Dでの観賞をオススメします。
そして、3Dで見る際にも、なるべく、視界の全てがスクリーンで埋め尽くされるぐらいの距離で見るのが良いと思います。
「アバター」の3D映像は、今までの3D映像の様な、スクリ-ンから“飛び出してくる”映像ではなく、スクリーンの“向こうに奥行きを感じさせる”映像なので、あまり後ろの方で見ると、それこそ舞台を見ている様な感覚になってしまいます。映画に没入する為には、そこが1番のポイントかと。
自分は、席が少し後ろの方になってしまったので、あまり没入感が得られなかったのが、残念な所でした。
IMAXシアターで見るのが、1番良い鑑賞法かと思いますが、日本で4館しかないんですよねぇ……。
まぁ、遠いけど行けない場所ではないので、いつか機会を作って、IMAXで見直したいと思います。