「めちゃくちゃ面白かった」アバター(2009) くらげさんの映画レビュー(感想・評価)
めちゃくちゃ面白かった
・全体を通して
人間と異民族や生物との交流を描く作品は個人的に好きなのでとても面白く感じた。特に、主人公の視点から人間と異民族(ナヴィ族)両方の視点から物語を楽しめた点が良かった。
1番好きな登場人物はツーテイ。結婚予定のネイティリと関係を持ったジェイクを、最終的に仲間と認めて共闘した心の強さに惹かれた。
・各場面を通して
現実世界に戻り、自分の動かない足を見るシーンからもジェイクがアバターとしての生活に心地よさを感じてるように思えた。
攻撃の最中、トルーディが攻撃を止め帰投したシーンが好きだったので、終盤で撃墜されてしまったのは残念だった。
ホームツリーを攻撃した人間達も深刻な顔をしていたのが印象に残った。自分達の営利のために攻撃しておきながら、民族を攻撃したことに対して罪悪感を感じていたようにも見えた。
目の前で父を亡くしたネイティリに対して、ジェイクが赦しを乞うのは自己中ではないかと感じた。そして、そのときジェイクにネイティリが放った「早く消えて」というセリフは、2人が初めて出会ったときにも言っていた気がする。この時点で、ネイティリのジェイクに対する信頼関係が一度リセットされたことを意味しているように感じた。
ジェイクがトルーク・マクトになってナヴィ族の元に帰還し、ネイティリと再び分かり合えたシーンも良かった。「あなたが見える」という言葉は心で通じ合えたことを意味しているように感じた。
最初ジェイクに対し攻撃的だった野生動物たちが終盤に、人間たちに向かって突進したシーンは、とても興奮した。自然との共闘の展開は個人的にとても燃えた。