劇場公開日 2009年12月23日

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「ナヴィの女性、ネイティリがかっこいい」アバター(2009) 菜野 灯さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ナヴィの女性、ネイティリがかっこいい

2022年10月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

構図としては、先住民が侵略戦争に立ち向かい勝利する話し。そのスケールがSFで、大きい。地球を離れた惑星パンドラ、そこの先住民ナヴィ。人類と似たようであるが、体も大きく、青色模様の肌、しっぽもある。この惑星では酸素がないらしく、人類はマスクをしないと生きられない。
惑星パンドラに眠る鉱物資源を略奪しようとたくらむ人類は、ナヴィの分身であるアバターを作り出し、人とリンクさせて、潜入させる。ところが、潜入したアバターことジェイクは、先住民の族長の娘ネイティリと恋に落ち、人類の行動に疑問をもちはじめ、やがて人類に立ち向かうことを決意する。
こうした設定自体がワクワクするし、3Dを駆使した映像は圧巻。美しいし、リアルだし、躍動感があり、一気に見ることができた。
最後、ネイティリと、ジェイクの人間に戻ったときの抱擁シーンは、和解、融和のシーンで感動した。また、ナヴィがいかに大きい体をしているか、そういった対照もわかる。ネイティリが最後に宿敵を矢で撃つシーンもかなりかっこいい。この映画の主人公はネイティリだと思った。

菜野 灯