「これぞエンターテイメント!」アバター(2009) 赤ヒゲさんの映画レビュー(感想・評価)
これぞエンターテイメント!
続編が公開されるようなので、復習のため観ました(笑)。やはり、面白いですね!公開時のような感動がなかったらどうしようかとちょっとだけ不安でしたが、全く杞憂でした。主人公ジェイク・サリー(サム・ワーシントン)が優秀な科学者の兄の代役とか足を負傷して歩けないとか、地球が環境破壊で住みにくくなっているとか、惑星パンドラに莫大な資源があるとか…、様々な設定がうまく噛み合っていてぐいぐい引き込まれました。ネイティブアメリカンの地に移民がきて先住民族たちの土地を奪っていく合衆国の歴史や、身分の違いを乗り越えて結ばれる「タイタニック」(97)的なエッセンスもうまく融合して、独自の世界観が楽しめました。公開当時も話題になっていましたが、自然崇拝の思想や森や生物の描写などで「もののけ姫」(97)や「天空の城ラピュタ」(86)と類似しているところも多々ありますが、ジェームズ・キャメロン監督も宮崎アニメのファンのようなので、なるほどと思います。映画公開から13年、リアルな世界でアバターが出現していることに衝撃を受けてしまいます。
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