「驚きだ」ジョン・カーター harukitaさんの映画レビュー(感想・評価)
驚きだ
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この映画、原作はなんと100年前のものなのだそうだ。原作は未読だが、さぞかし映像化が難しかったのだろう。100年経ってやっと映像技術が原作に追いついたということなのだろうか?何はともあれ本作「ジョン・カーター」だが、確かにどこかで観たようなシーンが多々あるが、原作から100年もあれば、原作からヒントを得て作られた映画も多々あったことだろうから、どこかで観たようなシーンが出てくるのも仕方がないのかもしれない。言い方は良くないが“出涸らしをブレンドした”ような映画になってしまった気がする。愛する者を亡くし、復讐のために闘い、最後まで愛を貫き散っていった「ブレイブハート」や「グラディエーター」のように一本筋の通ったところもなく、「インディ・ジョーンズ」のようなハラハラドキドキもない。スターウォーズのようなスケール感があるわけでもない。物語の核が何処にあるのか、何となく場当たり的な印象をうけた。前述の作品はいずれも名作なので、比較するのは酷なのだが、ウォルト・ディズニー生誕110年作品でピクサーが製作する以上、せめて「アバター」くらいのクオリティは観せて欲しかった。
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