「サザエさんに着せてみたい。」セックス・アンド・ザ・シティ ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
サザエさんに着せてみたい。
スゴイ人気だったのですね~このドラマは!(爆)
我が家はWOWOWを契約してないし^^;以前チラリと観かけた
ことはあったのですが、ほとんど内容は知りませんでした。
で、(もちろん私に言われたくはないだろうけど)
なんかこの4人が揃って皆オバちゃんに見えてしまって^^;
(あ、今ではオバちゃんで良いのかしらねぇ)
さらにはタイトルで堂々と「セックス」を謳っている…。
どんな内容なんでしょう…?と疑心暗鬼で観に行ったところ、
エェ!てなもんでしょうが^^;ちょっと泣けてしまったのです。
多分この映画の醍醐味は、ファッションとセックス!(笑)^^;
なんでしょうけれど、だとしたら、もっと女性優位の内容かと
思っていたのです。ところが蓋を開けると、男性陣側の描写も
手を抜いていない。。何ていうのかなぁ?平等といいますか。
まぁ、、男性監督ですしねぇ。
よくある夫婦の問題や結婚前のマリッジ・ブルーだとか不妊、
あんなにファッショナブルな女性たちでも抱えている問題は
いたってシンプル。笑ったかと思えば泣きわめき、怒り狂い、
でもやっぱり愛してる~♪といった、女性ならではの七変化を
見せられているような感じです。オバサンでも女は女だもん^^;
で、振り回される男性陣も、女性から見れば「?」な部分を
しっかりと演じていて、バカかこいつ!?とか、なんでまた?
みたいな行動をまるで実験動物のように見せてくれています。
こんなにも男女って違うんだー!?(当たり前だけど)を
目の当たりに出来ることと、それを第三者的に観れることで
じゃあ幸せな結婚生活ってどんなよ?上手くいく秘訣は何?
というところまでが、しっかり勉強できる作品になってます。
でも結局、その答えも、いたってシンプル。
男も女も本能で生きている動物なんだ。っていう、理屈抜きの
痛快な答えが彼女らと観客である私たちを包んでくれる。。
主人公のキャリー(S・J・パーカー)の結婚がメインとなって
展開していくんだけど、ワリとあっさり冒頭で事件が起こる。
このMr.ビッグ(C・ノース)は顔がデカくてどうも好みじゃない
のだけれど^^;今になってTVシリーズの再放送を観てみると、
この二人って永らく腐れ縁だったのね~。結婚した~い女と、
×2で結婚に踏み切れない男。あーなるほど…ドラマを観れば、
なんでこの二人がこんなにギクシャクしてるのか分かりました。
まぁ、私にはどっちもどっち。なんですけどねぇ^^;
結婚式は、女にとっての一大イベントですから(爆)
ついつい自分中心になってハシャいでしまうのも分かるし、
それが、男にとっては一大事件に発展していることに
気付かないのもいたし方ないかもしれない…のですが^^;
「I」ではなく「We」であることに気付いたキャリーが、
絶対許すもんか!!の姿勢を、彼を目の前に見事に崩した
ところが、私には可愛く見えました。良かったと思います。
夫の浮気に激怒していたミランダも同じ。
ものすごく腹を立てたのは、ものすごく愛しているからで、
自分を裏切った相手が許せないのは、確かにもちろんでも、
よくよく考えれば、彼女にも反省の余地がアリアリ。。
どちらが正しくて、どちらが間違いでもない。
そういう定義で測れないのが恋愛なんだと、いかにも
巷に溢れる夫婦問題を取り上げて、オシャレに描きつつ
女性の共感が得られるのだから、すごいドラマなんですね。
サマンサの女体盛りは必見☆かも。あの歳でエライ!
(主婦代表?サザエさんファッションは専門的にどうなの)