「主人公のデヴィッドにまったく共感できない」ジャンパー sylphさんの映画レビュー(感想・評価)
主人公のデヴィッドにまったく共感できない
脚本とヘイデン・クリステンセンの演技の未熟さにより、主人公の言動にまったく共感できなかった。
デヴィッドは自分の能力を困っている人のために役立てたりせず享楽的な使い方しかしない。それならそれで徹底的に利己的で自己陶酔的な人物に仕上げてくれればキャラクターに説得力が出たかもしれないが、役柄の肉付けが中途半端になっている。恋人を巻き込んできちんと守ろうともせず、自分を正当化し、親に捨てられたトラウマを持つ自分の過去に甘えているただのいじけた男。特殊能力を持つヒーローには程遠いが、リアリティのある人間味を持つわけでもない。
観ている間に何度もいらいらしてしまった。。。。
東京メトロ銀座駅やスクランブル交差点など日本ロケの映像がかなりスタイリッシュに使われていることと、世界各地の観光・絶景スポットの映像が見られる点では楽しめた。
コメントする