レポゼッション・メンのレビュー・感想・評価
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もしかして、日本の闇金がモチーフ?
ネタバレあり。
人工臓器が実現化され、一般に販売されている近未来が舞台。ジュード・ロウが演じる主人公レミーは、その人工臓器購入のための非常に高額なローンの支払いが滞った購入者から人工臓器を回収するという人工臓器回収人であるが、回収作業中の事故で、自らも人工臓器を体に埋め込まれるはめに陥る・・・。
いやぁ、ローン回収の考え方が、非常にアメリカ的ですね。アメリカの住宅ローンの場合、支払いが滞った場合は、警察官が住宅回収の執行にあたったりするわけですが、この話も、その延長線。しかし、人工臓器の回収の仕方が、非常に強引。生きたまま解剖されると言っても過言ではありませんね。
物語の作り的には、レミーの回顧録?的な雰囲気ありますが、はっきりしません。その辺りの文体、って言うか、客観的に描いたり、自分目線の台詞になったり、描き方が定まっていない気がします。この辺りは統一したほうが良いのではないかと思いました。
ストーリー的には、追われる立場になったレミーが、乾坤一擲、古巣の会社に対して戦いを挑み・・・と、基本予想通りの展開になるわけですが、実は実は、最後の最後にドンデン返し。そう言えば、劇中、それと無く伏線が語られていましたね。でもなぁ。あれだと、ちょっと救いが無い・・・。あ、そう言えば、その辺りのシーンは、無駄に血が流れます。セキュリティが戦うのは判るんだけど、普通のユニオン社の社員が戦うのは意味不明です。
劇中映る小物に、結構漢字がある事に注目です。これはやはり、これからの世界での中国の存在感を示す暗示なんですかね?
R15指定の作品です。人工臓器を回収するシーンなどは結構グロいので、R15指定も仕方ないかもしれませんね。
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