バンテージ・ポイントのレビュー・感想・評価
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コンパクトにまとまっている
ちょっとくどい感じはしたけど、いろんな人たちの目線で見た事件の真相がテンポ良く1時間30分でまとまっていた。ワシと呼んでるあたりで対象が1人なのになぜ別名を使っているのかなと思ったけどポトスがいたのね。なるほどと思った。あのカメラ撮ってた人に話しかけてたやつ怪しいと思ったけどほんまに怪しいやつやった。あいつらは一体大統領をどうしたかったの?
途中で飽きてしまう
目線を変え、今度は誰からの…という作品はたまにあるものの。
これは、めっちゃ飽きた。さすがにもういいよ…話進んでくれよ……と思いながら鑑賞。
スピード感重視なのか途中何が何やらな場面もあり、しかもストーリーは「でしょうね」みたいな流れが多かったように思う。
お前(やっぱり)犯人側なのかよーーーとかラストの一言に「え!?」となったりの波はあったものの、とはいえそれでチャラにできる作品でもなかった。
新しい手法
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大統領が演説中に射殺され、さらに仕掛けられた爆弾が爆発し、大惨事になる。
このシーンが色々な登場人物の視点から繰り返される。
それにより1回ごとに謎が解けていく。
結局大統領は影武者で、その近くの建物にいた。
犯人はテロリストで、影武者であることを知っていて射殺、爆発の混乱に乗じて本物を誘拐。
だが腕利きのSPであるデニス・クエイドが同僚が犯人の一味であることを読みきり追跡。
結局飛び出して来た子供をよけようとして車ごと横転した犯人を逮捕。
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新しい手法の映画で、そこそこおもしろかった。
が、大統領射殺から爆発にいたるまでの一つの山場が何度も繰り返されるため、
最初から最後まで山場だった感じで、別のことをしながら見るには適さない映画。
うーん、確かにうっとうしい、
5、6回ほど、冒頭の同じ状況を、違う視点からの描写で繰り返してる、という構成。
全体の3分の2がそんなかんじ。
それが効果的なのか、ただ作製陣の自己満足なカン違いか、うっとうしくも感じた。
でも、それも、「違う視点から」の繰り返しで意味を持たせてはいるんだろうけど、せめて2、3回にするとか、もうちょっとその流れをコンパクトにスムーズにしてもらえたらもっと見やすかったかな、と。
それなりの効果や意図があってのことだろうし、見るたびに見えてくるところはあるんだが、さすがにうんざりもしてくる。
個人的には、犯人側のなんかインド系?の似たような登場人物が何人かいてよーく見てないとわけわかんなくなってもきたけど(笑)
それにしても、あの小さな女の子は、それなりの年齢でもあろうに、母親を探してたとはいえ、なんであんな大きい道路の真ん中まで出てたんだろう、と、それも含めいろんなことに不可解な演出?描写の映画だった。
大統領警護アクション映画ブームの火付け役
シークレットサービスの大統領警護アクション映画としてはジェラルド・バトラーのエンド・オブ~シリーズ(エンド・オブ・ホワイトハウス、エンド・オブ・キングダム、エンド・オブ・ステイツなど)があるが本作はその先駆け的な映画。大統領を守って負傷したバーンズ(デニス・クエイド)が現場復帰、またもやテロに襲われるが孤軍奮闘で職務全うというお話。
大統領の狙撃シーンはスペインのマヨール広場の設定、一行の到着から狙撃の後、爆弾まで爆発し逃げ惑う群衆と容疑者の追跡などのシーンを何回も繰り返すとは・・。
3回目あたりから、大勢のエキストラを導入して爆破まで行うのだから一度では元がとれないからかと思い、くどさが鼻につぃて来たのだが視点が変わるので伏線を見逃すまいと見てしまう。
タイトルがバンテージ・ポイント(観点)というだけあって凝ったひき込み方でした。
スペインの許可がとれず実際の撮影はメキシコ、カメラは15台も使ったらしい。そうまでやっておいて本命はホテルとは嵌められました。
敵の本拠地への報復爆撃の許可を求める側近にネガティブな大統領というのも信じがたいハト派です、9.11から7年も経っているしブッシュへのあてつけもあるのでしょう。
実はこの映画、以前に観ていたことに気付いたが派手なアクション・シーンに釣られて再鑑賞、二度目となるとアラも見えてくるので悪しからず・・。
遠隔操作での狙撃や爆破などは「ジャッカルの日(1997)」もどき、カーチェイスも見どころだがスポーツカーでなく平凡なハッチ・バック(オペル・アストラ)にしたのがいいですね、羊の皮を被った狼のごとくタフでした、ただクラッシュしてもエアバッグが出ないのは撮影ミスかしら。
気に入らないのはシークレット・サービスの仲間の裏切り、テロの実行犯が弟を人質にされて手を貸した設定なのに同僚の方は確信犯、シークレットサービスでそんな人選ミスはあり得ないでしょう。視点を変える為に観光客(フォレスト・ウィテカー)のハンディカメラが必要だったのは分かりますが子供まで危険に晒して善い人演出は雑味っぽい、これだけ派手なアクション映画なら直球勝負でも行けたと思いますが色々捻ってみたかったのでしょう。
あらゆる視点から描く手法はGOOD
大統領暗殺の悲劇をあらゆる登場人物の視点から描くクライムアクション。
デニス・クエイドのターミネーター染みた追跡には狂気すら感じたが、途中でマシュー・フォックスは寝返るんだろうなって予測がついた点がマイナスポイント。
フォレスト・ウィテカーはよかった。主役たちを食うことなく、しかし存在感のある演技はさすが。
カーアクションは圧巻だったが、あの狭いスペインの市街地をあんなに飛ばして走っていることに違和感。舞台をスペインに選んだのだったら、場面ももう少し考えてほしかったかな。
大統領暗殺計画をあらゆる視点から描く点が斬新で面白かった。
最後は割とあっさり終わったなぁって感じだった。
90分という短い放映時間を考えると、繰り返し映像ももう少しまとめてもよかったのかなと思った。
バンテージなポイントがあった。
20数分間の出来事を1人の視点で流しては、巻き戻してまた別の人の視点で見てみようっていうスタイルは新鮮で好きだった。
90分の中で8人弱の視点ストーリー構成だから、1人1人の人物像がよくわかんないっていうのがあるよ。
LOSTの主役もやってたこのマシューフォックスは、ゲス悪者臭がすごいすね。
冒頭から絶対こいつだろと思いましたよね。
いやぁ〜よかった!!
冒頭、進んで巻き戻して・・・の繰り返しによって違う人の視点から事件を見られるのが面白い!
全員の役割分担がしっかりなされていて、本当のテロ組織みたい(って知らないけど)でリアリティがあった。
繰り返しがちょっと口説いな〜と思い始めた矢先、展開が大きく動いて「マジか!」ってなって目を離せなくなる。
カーチェイスのシーンは本当に臨場感満載!
最後、車が潰れたけどバーンズがフロントガラスを押し上げてズイッと出てくるシーン、24のジャック・バウアーばりの不死身さだった!
ほぼ無傷とかあり得ない!笑
そして最後、大統領にYou're welcome.って言っちゃうところがまたまた格好良かった!
二度も命を救ったバーンズだからこそ言えるセリフ。感動!
リアルタイムアクション
DVD観賞
斬新なアイディアで退屈させることなく
上手くラストまでもっていったと思う。
90分程度でそれぞれの視点からのストーリー展開は
わくわくさせる点ではよかったが
結局この事件の背景や各登場人ひとりひとりの掘り下げが
足りずに全て納得って感じではない。
最後はバーンズ VS 犯人集団
という構想になったが意外な人物である
テイラーについてやはりもっと欲しかった。
しかし演技はみんなよく、またこういった展開の仕方も楽しめるものであるなあと感じた。
スマホ無双。
大統領暗殺事件の全貌を、その場に居合わせた8人の視点から明らかにしていくサスペンス・アクションです。
23分間の出来事を6回巻き戻しながら、徐々に真実を明らかにしていくスタイルです。
こうしたスタイル自体は真新しいものではなく、他にもいくつかあるみたいですね。
自分が知っているものでは、「ひぐらしのなく頃に」がこのような形式の物語でした。
全体的にスピード感があり、少しずつ事件の全貌が明らかになっていくのは見応えがあります。
一方で、映画のポスターに書かれているような「容疑者は8人」というような状況を期待するには無理があるシナリオです。
トーマス・バーンズやハワード・ルイスは、もしかしたら犯人なんじゃ、と思わせるような立場なのかもしれませんが、ほとんどそういう描写も見られず、中盤以降犯人集団はほぼ特定されてしまうので、犯人集団とそれを追いかけるトーマス・バーンズ、という単純な構図の話になってしまいます。
一番意外性のある人物は、実は犯人集団の一員だったケント・テイラーなのかもしれませんが、トーマス・バーンズとの人間関係もそれほど描けておらず、意外性には欠けてしまいました。彼がわざわざ危険を犯してまでシークレット・サービスに扮した理由もよくわかりません。
結果的に、8人の視点から別々に事件を明らかにするというアイディアを活かしきれていません。
また、犯人たちの素性であるとか思惑、人間関係もイマイチ明らかにならないので、事件全体の意外性にも欠けています。
あと、スマートフォンが無双すぎます(笑)自分がそういった技術を知らないだけかもしれませんが、タッチペン一つで数種類の爆弾を遠隔操作し、大統領を射殺できてしまうのにはちょっと笑ってしまった。
そうやって考えていくと、周囲が完全に建物に囲まれ、撃ち放題殺し放題なマヨール広場を、対テロ戦略調印式の会場に選択する合衆国政府ってなんなんだろうとも思ってしまいます。
と言いつつも、ストーリー全体のテンポは良く、アクションシーンは見応えがあり、スペインの街中を縦横無尽に駆け抜けるカーチェイスは素晴らしかったです。
90分という時間なので、ちょっとした時間に、一気に見て楽しめる作品だと思います。
監督のアイデアに感心。
大統領暗殺事件の裏側を様々な登場人物の視点で描いた作品。
アイデアが素晴らしい。併せて脚本が秀逸です。
何人もの視点でチャンネルが変わるミニドラマを観ているみたいですが
良く最後の落ちまで持っていったなって感心しました。
ドキドキのスリル感もあって良かったのだけども、前半、中盤の展開は
遅くって最後につれて期待があがる映画でした。
まあ、結局この事件の背景や各登場人ひとりひとりの掘り下げが足りずに全て納得って感じではない。1本の映画では時間が無いからしょうがないのかもしれませんが、むしろ連続TVドラマの方が良かったかもっていう脚本でしたね。消化不良なもやもや感は残る。
でも登場人物の皆さん、演技良かったですよ。
クライムサスペンスのドキドキ感が好きな方は一度は観た方がいい。
全体にはまずまずの出来でした。
ジャック・シェパード
最初は退屈かも知れないですね。
「え〜、またかよー。」みたいな。
でもその後の展開がスピーディでとても楽しめました。
カーチェイスも良かったですね。
「なんでフォレスト・ウィテカー撮り続けてんの?」とか、「なんで犯人は車が転倒するまでよけようとしたの?」とか他にも時間的に矛盾している所もたくさんあります。でも劇場で観たときは気になりませんでした。興奮してましたから。
でも、二回目は冷めるかも知れませんね…
lostのマシュー・フォックスが犯人で残念でした。まぁ、観客が驚く犯人といえばあの人しかいませんけどね…
その場しのぎのいい加減な話
スペインで発生したアメリカ大統領暗殺事件を、8人の登場人物、それぞれの視点で振り返るという、いわゆる「羅生門」スタイルの映画だけど、その設定にあまりにリアリティがないため、途中で飽きてしまうのは否めない。また、カーチェイスは迫力があるけど、それだけじゃねぇ。。
You are welcome sir.
映画「バンテージ・ポイント」(ピート・トラヴィス監督)から。
カーチェイス盛り沢山のアクション映画だったが、
案外疲れずに、最後まで観ることができた。
(動きが早いと、目が疲れるから・・)
さて、恒例のようにストーリーは語らないが、
ラストシーン、主人公がアメリカ大統領から
(助けてくれて)「ありがとう」とお礼を言われる。
その時の返答「You are welcome sir.」
あぁ、本当に、どんな人に対しても、
「You are welcome.」なんだと、メモをした。
言った人も、言われた人も、気にならないんだな、
逆に、お互い「上下関係」を意識している国、
そんな想いを強く受けた。
若者の言葉が乱れている、と大騒ぎする国とは違う。
さて、どちらがいいのだろうか?
まさか「どういたしまして、大統領」と訳さなかったよなぁ。
こんなもんかな
ストーリーのテンポは良かった。途中まではかなり面白かったんだけどラストが気に食わない。ありがちなハッピーエンドで終わってしまった。もう少し他のエンディングはなかったのか?と思う。
でもテンポはなかなかいいので、一回見てみるといいかな。
余談だけど、見た人に問う。あのカメラマンは結局なんの仕事もせずに殺されたと思うのは俺だけか?
ポイントは意外性。
予告編が非常によく出来ていたので^^;期待も高まりましたが、
あ、そうだったの!?という意外な展開の作品でもありました。
犯人探し…もそうですけれど、私的には意外な人物が主人公を
食ってるなー(爆)と。まぁ芸達者なメンバー揃いなんですが^^;
でもこういうドラマって、一番犯人らしくないヒト?に目星を
つけておくと、案外当たってたりしますよねぇ。さて今作は…?
8人の目撃者による8通りの視点…っていう(予告通りですけど)
冒頭から延々と繰り返されるのが続きますので、最初は目を
皿のようにしていても、だんだんと飽きてはきます…^^;
と同時に、なんとなく真相が見えてきますので、最後の視点に
追いつく前に勘のいいヒトは見破れちゃうかも、ですね。
それほど凝りに凝った演出というわけではありませんでしたが、
でもテロ組織がほぼ実行出来てしまったその暗殺方法と手段は
わ、こわ~い…というくらい、かなり緻密で正確なものでした。
だから大統領は…^^;なのですね。なるほど。。
D・クエイドが、過去のトラウマを抱えた神経症のシークレット・
サービスっていう(汗)難しい役どころを的確に演じていますが、
彼を見つけるTV局のS・ウィーバーの出番って、え?それだけ?
っていう肩透かしも少々あります…^^;
が、それ以外の豪華キャスト(F・ウィッテカーやW・ハート等)が
こんな大混乱のなかで、常に落ち着いた演技を見せてくれるので
なぜか安心できたり…^^; さらには後半のカーチェイス!!!
私はこのカーアクションの迫力だけで十分に満足できました。
でも言い換えれば、テロリストたちの背景、組織内部との癒着、
誰が味方で誰が敵なんですか?という基本的な説明の甘さを、
アクション!大爆発!で誤魔化しちゃった感も大アリですが^^;
…それにしてもこの内容で90分というのは素晴らしい!!
最後まで飽きずにあっという間に観れちゃいますのでお薦め☆
(米映画特有の演出と正義の在り家には目をつぶりましょう^m^)
またかよ〜って感じるかも
カーアクションなどは、迫力があります。
そして何だかとってもハリウッド的な終わり方でした。
なんで大統領が活躍するのかなぁ、、、(>▽<)
「LOST」のジャックことマシュー・フォックスは、重要な役ではありましたが、出演シーンはあまりありませんでした。(彼の視点からの話は無かったしね、、、ちょっと残念)
シガーニー・ウィーヴァーは、いつの間にこんなおばあさんになってしまったの、、、?
テープを巻き戻す様に、別の視点から何度も繰り返しながら、徐々に真相を明らかにしていくという試みは面白いけれど、ちょっとだけ「またかよ〜」とも感じてしまいました。
爆破やカーアクションなども、この会場の巨大スクリーンや良質な音響のせいもあって、なかなかの迫力でした。
まぁそこそこ面白かったけど、もう少し驚きの真相が欲しかったかなぁ、、、
ジャックに、、、、違う違う、、、今回はテイラーですね。
テイラーに、もう少し大きな真相があれば、もっと面白くなったのではないかと思ってしまいました。
ソニー製品はすごいってこと?
マシュー・フォックスがなんとなく怪しい…っていうのがすぐにわかってしまうので、なんかもうちょっと上手く引っ張ってほしかったところです。
同時刻に別の場所で……というのは「24」を彷彿とさせるので、「24」の映画版もこんな感じになるのかなぁ…などと考えながらみていました。何度も巻き戻しされると飽きてきそうだったんですが、90分とわりと短めなのでほどよい加減かもしれません。カーチェイスは迫力満点。
それにしても、フォレスト・ウィッテカーの役は、結果オーライみたいなところがありますけど、かなり余計なおせっかいな観光客ですね。下手すれば捜査の邪魔になりかねない。あの役はソニーのハンディカムをひたすら宣伝し続けるための役だとしか思えてなりませんでした(笑)
あとはテロリストのリーダーが使っていたPDAみたいなの、なんでもかんでも出来ちゃってスゴイですけど、あれもソニー製品?(笑)
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