「重いテーマです」誰も守ってくれない marimariパパさんの映画レビュー(感想・評価)
重いテーマです
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先日観た『望み』にも通じる重い重いお話です。
まだ『望み』の方は息子が犯人か犠牲者か後半までわからず、家族がそれぞれの想いを色々と巡らせるところに重い感情を抱きましたが、こちらは長男が明らかに犯人でそれに翻弄される家族の重い重い展開に観ているこちらも重い気持ちになってきます。
佐藤浩市さんと石田ゆり子さんが出ているので今上映中の『サイレント・トーキョー』(まだ観てませんが)を彷彿とさせます。色々な映画でマスコミやネットの暴力を扱っていますが、この作品はまだSNSが今ほど普及していない10年以上前でもすでに恐ろしいことになっています。この頃から数年後『白ゆき姫殺人事件』ではさらにネットの怖さが拡大し最近は更に更に恐怖がマシマシです。
観終わっての感情、胸にとても重くのしかかる後味の悪い映画ではありますが、志田未来ちゃんの10代半ばとは思えない演技力に関心し、佐藤浩市さんの娘へのプレゼントをもって駆け寄りながら「忘れもの」って言うところは少し救われました。それでも重い映画なので体調を整えて観ないといけない映画です。
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