エンジェルのレビュー・感想・評価
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ミス・エンジェル・デヴェレルって『デビル』?
最後のノラの台詞が良い。
モデルはメアリー・シェリーじゃないかなぁ?
言うまでもなく、彼女の小説は無頓着でなければならない。
他の映画の中で『私は人間が嫌いだから話は書けない』って台詞があった。つまり、彼女は黒猫が好きであって、雪のように白い『スノウ』と言う猫は彼女の毒を全部吸ってしまう。
原作 エリザベス・テイラー???
詳しくなくてすみません。でも、『パラダイス』へ行く前の『エンジェル』が『若草物語』のようで、最後はまるで『ラ・トラヴィアータ』って所かなぁ。心に残る情景だ。
エンジェルとハーマイオニーの闘い。
名画座にて鑑賞。
おそらく自分では選ばない映画^^;だよなぁ~と思いつつ、
観てみたら意外な面白さ!で、とても良かった。。
やはり偏見は良くないな(爆)なんたってF・オゾンだしね。
1900年代初頭のイギリスを舞台に、幼いころから上流階級に
あこがれ、16歳で人気作家としてセレブの仲間入りを果たした
女性の夢と現実を描く人生ドラマ。(あらすじより)
確かにこの通りのドラマなんだけど、やはり主人公の空想癖!
ずば抜けて変わっているんです。そしてそれを夢で終わらせず、
努力の末、作家デビューまでするんだから、たいしたもの!
夢に見たセレブ生活に浸り、好きな男までも手に入れた彼女。
まさに順風満帆に見えた人生が(そうは続かないものでしょ^^;)
母の死。を境に、だんだんと暗い様相を見せ始めて。。。
ありそうな話です(爆)
っていうか人生って、大概こういうものでしょう。
彼女のように有名作家やセレブになれなくたって、
普通どんな一般人にも幸と不幸は順序よく?訪れるはずです。
「あ~あ~浮かれちゃって。まぁ。」という冷静な視点で
彼女を判断するS・ランプリングが演じるハーマイオニー
(役名に唖然としたが)のつめた~い目線が印象的でした。
ただ思うに、彼女のような女性は魅力的ですねぇ。
超わがままでやりたい放題だけど、ちゃんと努力はしている。
仕事ぶりもいたって真面目。売れたのが「運」だとしても、
それを継続させる力は、自分の中でしか生まれないのだから
彼女は彼女なりに頑張り続けてきたのです、夫のため。(汗)
エンジェル。という題名の儚い意味合いがあとに残りました。
オゾンらしい、皮肉に満ち満ちた女性大河ドラマ。でしたね^^;
(ロモーラ・ガライって舌を噛みそうな名前だけど^^;見事な演技。)
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