ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂのレビュー・感想・評価
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思いのほかよくできていた
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あらすじだけ聞いて突拍子もない内容かなと思っていたけど、すごくきちんと作られていた。ちょっとびっくりしてしまいました。(失礼)
鮮やかに駆け抜けて華々しく散ってしまう人生にあこがれる気持ちは誰にでもあるけど、実際にやるのは結構しんどくて。なにより「派手なこともなく変わり映えしない日常の中でグダグダ過ごすこと」こそが人生の本質だったりするのかもしれないとか思ったりもする。
2020/12月になってからこの映画を見たので「だらだらと幸せになってやる。生きてる俺がうらやましいだろ」のセリフがが胸にささる。
ただ、沼から出てきた能登が何と言ったのか?セリフが聞き取れなかった。分かった人がいたら教えてください。
「根性無し」の曲が最高にインパクトがあって良いです。
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だらだら幸せに生きてやる
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長いこと役者さんやってると、こういう役柄ってあるんだと思うけど、
死んでしまってるノトに山本が言う言葉。
ずしんと胸に来る。
そういうのって映画の本筋とは関係ないけど、意識せずにはいられない。
そもそもチェーンソー男はなんなのか?
エリちゃんの寂しさや怒り、理不尽さの具現化したものなのか。
それに打ち勝つ事がエリちゃんの気持ちの消化だということなのだろう。
そしてそれが山本の気持ちの消化にも重なる。
それを乗り越えることが二人の成長になるという象徴なのだろう。
なんかでもノトの死にも関わってそうな描写もあるが、そっちはあまり意味ないのだろう。
最後、夕日の中で山本が思う言葉は、忘れないようにしようと思う。
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