ミストのレビュー・感想・評価
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今観ても残ってしまう
モンスターよりも怖い人間
謎の霧に包まれた田舎町、モンスターに殺されるため、スーパーマーケットに籠城した住民たち。
みんなでモンスターをやっつけようとするが、十人十色、色んな人が現れてくる。
危機に陥ったときにチームワークなんて無理なのかも。
ラストで打ちのめしてくれる。
『ショーシャンクの空に』と続けて観られたし。
劇場公開時鑑賞。闇の展覧会にて原作既読。
スーパーでの醜悪な人間模様にいやーな気持ちになって霧の中へ進むところで終わっていた原作。余韻があって好きだった。そこにプラスアルファで、それはそれはもうひどい最後を迎えているのがこちら。
うわあバッドエンドにするんだ。と思って油断したらさらに最凶のエンディングがくっつけられていた。観客を激怒させるというか心を弄ぶというか踏みにじるというか奈落の底に突き落とされるというか背後からナイフではらわた抉りにくるというか、いやもうこんなドイヒーな映画…最高です。
『ショーシャンクの空に』と同じくダラボンが脚本書いている。だから続けて観ると余計に落差がつくので、ぜひお試しを。
なんだこの映画、
ある意味すごい作品だと思う。
衝撃エンド
トップ100
エグい映画
バッドエンドが嫌いな人は絶対見ない方が良い。
想像していた遥か上の胸糞ラスト。
唯一の救いはおばさんを倒した事かな。
この映画のMVPはオリー。
エンドロールの環境音も妙に心を抉る。
ただせめて残弾4あるならもう少しやりようがあった気が
して、このラストを選択するならもっと八方塞がり感が
欲しかったと思う。あとカルトおばさんの観客ヘイト集約シーンがあまりにも長すぎた気がするので-0.5。
自分について来てくれた人を自分の手で殺めた数分後に
霧が晴れるのはあまりにも間が悪すぎたけど、この終わりに
したことでかなり重たいメッセージ性は感じられた。
化け物の変なB級感を含めてもかなり楽しめました。
ただ評価が割れるのはかなり納得。
何かと話題になる作品なのでそういう意味では一度はどうぞ
後味悪さとか大どんでん返しとかは聞いてたけど、ああこういうことかというところか。
子供がね、死んじゃうのはよくない。
キャストもダブるからウォーキングデッドと近い考察によりがち。
一番怖いのは人間ってやつ。
ああいう限られた空間に自分がいたらどうするのかなとは思う。
書くまでもないが他はアメリカを全面に感じる。
都会と田舎の違い、
軍が出てくること、
宗教色が強いこと(日本なら異常な状況で何にすがるのか?)、
怪物=タコやイカみたいな触手(アメリカへの偏見か?)。
メル・ギブソンの映画とごっちゃになってたので、最初はいつ彼がキャストとして出てくるのかなあ〜と待ってた。
あっちの映画みたいなエンディングだったらよかったのにね。
手に汗握るスリラー!からの胸糞エンド!
自宅PS4にて、amazon prime videoで鑑賞しました。
スーパーに買い物に出た主人公とその息子。買い物中、外は霧に覆われ、謎の生物に襲われ始める。パニックもののスリラーです。
スーパーに閉じ込められた人たちの様子がすごいリアルだなと感じました。外に何かがいる、と忠告する人々、それを信じない人々、宗教おばさん、など派閥が分かれ始めます。この映画を見る前は、巨大な化物ぐらいしか出てこないと思っていましたが、意外と色んな気持ち悪いクリーチャーが出てきてビックリしました。スーパーしか居場所がないのに、そのスーパーに巨大昆虫やら変な翼竜みたいのが入ってきたら、パニックですよね…
主人公の隣人の弁護士は、ちょっと好きになれなかったですね…あそこまで頑なに信じようとしないものでしょうか?笑 信じられないなら証拠を見に行けば良いのに、と思ってしまいます。ちょっと人間不信過ぎて、心の病気なんじゃないかと思うくらいでした。
また宗教おばさんも見ていて気持ちの良いものではなかったですね。周りをどんどん洗脳していって、しまいには生贄と称して人の命を奪ってしまう。正直銃で撃たれて殺されて、ちょっとスッキリしました笑。
そして衝撃だったのがラストですよね。車で霧の外まで逃げようとしますがガソリンが切れてしまいます。そこで主人公は、銃で息子を含めた周りの人を殺し、自分も死んで終わろうとしますが、弾が足りません。外に出て化物に殺されようとしたところで、スーパーの人々を乗せた軍が通り過ぎていく、という…なんとも後味の悪いラストでした😑
主人公達の選択は間違っていたわけではありませんでした。ただ、タイミングと運が悪かったと言うそれだけのことでしたが、もし自分が主人公だったら…と考えると、どうにもやりきれない気持ちになります😣
突如街を襲った霧。スーパーに閉じ込めらえた人間模様を描く前半、後半...
エイリアン?さんは
窓ガラス割れないんですね…
私は窓ガラス完全に破って来るものだと思ってたのでかなりガッカリしました。
しかもその後来ないし…気まぐれエイリアンですね。
密室空間での人間模様のくだりは嫌いじゃなかったので(腹は立ちましたけど)星0.5足しました。
個人的には主人公側ばかり責められて、選択した行動も全て裏目で間違ってるように見せられてしまってなんだか悲しくなりました。
しかも行動と決断を下した側ばかりが犠牲になるのでなんだかな、と。
誰彼構わず襲われていたら、気にならなかったかもしれません。
(そういう映画じゃないのはわかってます)
あとはエイリアン?さん達や霧についての言及がほとんどなくてモヤモヤしました。
結論:私には合いませんでした。
セサ“ミスト”リート 今日の単語は「贖罪」です
台風で大きな被害を受けた、湖畔の家に住むデヴィッドと息子は、隣家の弁護士ノートンとともにスーパーマーケットに出かける。
いつも通りのスーパーだったが、突然街にはサイレンが響き渡り霧が立ち込める。
「人が“何か”に攫われた」と血だらけで走り込んでくる男性。
霧は街全体を包み込み、次第に霧の向こうの“何か”が彼らに襲いかかる。
原作:スティーヴン・キング
監督脚本:フランク・ダラボン
言わずと知れた霧中怪物映画。
史上最強のバッドエンドと聞いていたので、少し期待しすぎたところはありましたが、とてもよく作られた作品でした。
世界の終末期、極限状態に置かれた人間たちはどういう状況に陥り、どういう行動を取るのか。
スーパーマーケット、ディストピア、未体験の出来事と決断の連続、本当の怪物は人間などなど、怪物映画のお決まりの展開を踏襲しつつも、あまりの救いの無さや宗教など真新しさもあって非常に面白い。
全体的に明るいシーンは皆無だが、主な胸糞シーンは3つ(贖罪・狂信・終止符)。
噂のラストも凄いが、それ以上に贖罪シーンがキツすぎた。
画面上からあいつら殴り殺したかったもの。
スーパーマーケットという狭い中に描かれるアメリカ社会。
怪物襲来という事件により均衡が崩れた瞬間、人は人でなくなる、いや元々の人間像なのか。
「なんで最初に出てった女性が最後生きてるの?」と疑問に思ってる人が多いけれど、あれは最大限の皮肉だよね。
最初に出ていれば助かったかもしれない、もう少し待てば助けが来た、恐らくスーパー居残り組も助かっただろう。
しかし、この後も怪物との戦いは続きそうだから助かったとしてもバッドエンドだ、と言っている人もいた。
正しい判断なんてわからない。
誰が悪いわけでもない。
結局、怪物襲来の原因も突き止められなかったわけだし、そもそも科学的根拠なり宗教的観念なり、何かしら理由を見つけて答えを出そうとすること自体が間違っているのかもしれない。
人間は救いが欲しくてなんでも理由や根拠を欲しがるけれど、型にはまらない、はめて解決してはいけないものもある。
正しさとは…
絶望的すぎて
絶望、希望、本当の恐怖とは?
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