ミストのレビュー・感想・評価
全274件中、261~274件目を表示
あんまり気分が悪いので
レビュー書こうと思ったらnatsu28さんが全部書いてくれてるww
C-にしようと思ったが最後まで見てしまったので「C」にしときます。
ダメでしょ
ショーシャンクもグリーンマイルも大好きな映画だから期待して劇場で観ました。
ひたすら地獄絵図を描いた映画。
次々と襲う最悪の状況。さらに運も悪い。
ストーリーに関してはこれがほぼ全てじゃないかな。
正体に関してもあいまいだし。
この映画を高く評価してる人は物語の裏に隠された奥深さとか教訓について語るけど、作り手はそこまで考えてない気がする。
客をどれだけ恐怖(というかいやな気分)に陥れることができるかみたいな。
ラストもそんなにいいかな。
ただ今まで誰も作りたいと思わなかった結末の映画を作ってみました、って感じ。
そういう意味では新鮮だし衝撃かもね。
いずれにしても映画館を出てからしばらくいや~な気分になり、無口になってしまいました。
良くも悪くも心は動かされました。
その辺も評価したうえでBマイナス。
ブラッドピットの「セブン」を見終わった時も似たような気持ちになったな。
でもあの映画は割と好きだけど。
極限の恐怖の中 人は盲目になる
バッドエンディングとは聞いていたが ここまでブラックとは・・・
数日たった今も興奮が冷めない
この作品のテーマは・・・
【濃霧により盲目状態になった様々な人種の人達が
究極の不安と恐怖の中、疑心暗鬼になり間違った行動を犯す】
これは間違いなくマイケルムーアの《ボーリングフォーコロンバイン》と《華氏911》と全く同じテーマ
主な舞台となるスーパーマ-ケットは明らかにアメリカの縮図で マーシャゲイハーデン演ずる宗教おばさんはブッシュと例える事ができる
弱い人達の《外敵に脅えた恐怖心》を言葉巧みに煽り操り 武器を手にさせ 闘争本能を芽生えさせる
スーパーマ-ケット内の人達は、《アメリカ国家の仕組んだ銃社会》が誕生する過程と全く同じ進化をたどり ついに殺し合いにまで発展する
《ミスト》を観た後で《ボーリングフォーコロンバイン》をセットで観ると銃社会アメリカの問題点がより解りやすく理解できるだろう
主人公の最後の大きな過ちも、【濃霧で盲目状態になり 究極の不安と恐怖の中 正しい判断がつかなくなり間違った行動を犯す】パターンの1つだ
《結果論》としては スーパーマ-ケット内で大人しくジッと救助を待ってれば良かったのだが あれだけの人達がスーパーマ-ケット内いたからこそ意見のぶつかり合い等で何を信じれば良いか分からなくなり 主人公を含め多くの人が間違った行動を犯したのだう
事件早々に 2人の子供を助けに我が家へ向かって1人で霧の中へ消えた女性が ラストで子供と一緒に無事に救助されているという《痛烈に皮肉なシーン》がある
彼女は運良く外敵に襲われずに家に辿り着き 恐らく子供と一緒に家でジッとしていた為に余計な疑心暗鬼にならず 突飛な行動にも出ずに助かったのだろう
もし仮に・・・勇気のある(と、勘違いした)誰かと数人で家に戻っていたら 色んな意見に翻弄され 主人公と同じように英雄的な行動で脱出などをやり 間違った結果を招いていたかもしれない
エンドクレジットで聞こえる戦車やヘリコプターの音も《人類が勝利した》という事をダメ押しで暗示させ皮肉が効いている
つまり、スーパーマーケット内の《アメリカの縮図》という構成と同様に この作品自体が《どんな敵にでも武力で勝つ強いアメリカ》を痛烈に皮肉った構成になっている
そして 会話の中にしか出てこないが 《霧の中から怪物が現れる理由》がスティーブンキングらしいSFテイストで想像力をかきたてられ素直に怖い
キングが悔しがったという《原作と異なるオチ》も含めてキングxダラボンの最高傑作
《どんな状況下でも英雄的な行動や判断が正しいとは限らない》
恐怖が生み出すもの、今年観た一番怖い映画です
台風一過、
人々は必需品を求め、スーパーへ集まって来たのですが、
突然あたりいちめん濃霧に被われてしまい、
スーパーで待機する羽目に。
濃霧の中、怪獣らしい陰が現れます。
そして、犠牲者が。
するとスーパーの中にいる人々に様々な反応が、
外へ出ようというもの達や
外に出るのは危険だからとどまるべきだというもの、
はたまた、これは神のお告げだというものまで。
ここから、単なるショッキングドラマから、
人間深層ドラマになっていくのです。
犠牲者が増えるに連れて
最初は狂信者扱いしていた女性を
恐怖の為に自制心を失った人達は
支持し始め、いつしかその数が増えていく様こそ
恐怖以外の何物でもありません!
観客(私もその一人です)は、客観的に
見えているから、このおかしさを理解できますが
この出来事は現実社会の色んなところで
実はまかり通っているような気がします。
さて、
最初は外へ行くのは危険だと言っていた人達も
スーパー内の人間関係と、
事態の思い切った打開の為、
外へ活路を求めようとするのですが‥‥
今年観た中で一番怖い映画でした。
ある場面、
近くの席の人が驚いた拍子に
持っていたペットボトルを落としてしまい、
コロコロと転がっていってしまいました。
それを見て、
怖がっているのは自分だけじゃないんだと
自分自身納得できたばかりでなく、
周りからもそんな雰囲気が漂ったほどです。
この監督フランク・ダラボンは
ステーブン・キングの原作を、
「ショーンシャンクの空に」や
「グリーンマイル」に続き、
三作目の映画化です。
前2作では最後に光明が差しこんできたのですが
この映画のラスト15分では、どうなるか
必見です!
いやいや…Aって?なんで???
あの~、どこが良かったかよろしければ教えてもらえませんか…
僕のセンスが悪いんですかね…
シャッターからでてきたタコ足の本体は?(このシーンで一気にB級へぶっ飛びました)そんなことはいいんですかね? 結構重要人物かなって思ってた弁護士は出て行ったきりほったらかし? 突然とってつけたようなラブシーン?(その後一番かわいいコ殺される、趣味悪い…) ガラスを割ってまで入ってきた怪物の襲撃は一回きり?なんで? 超突然のアーミーの自殺? カルトおばさん殺した店員さん、おおっかっこいい!って思ったら次のシーンで食べられる(!) 脱出したあと、エンストする前に車乗り換えるとかガソリン奪うとかできませんかね、いやできるよね? なんで霧が晴れたの? あんなでかい怪物に軍はすんなり勝てたの? 最初のおばさんなんで助かってたの? そもそも異次元ってなんですか? 衝撃のラストってあのとってつけたようなエピソードのことですか、もしかして?
こんなにもつっこみどころ満載なのに…
なんで、、なんで誰もつっこまないんですかぁぁぁ~!!!
やはりラスト
あえてラスト10分~15分は伏せて書きたいと思います。
公開前から話題になりこの監督(フランクダラボン)が好きな私は凄く気になり観たいと思って期待しながら鑑賞した。さすがダラボンっていった出来である。
一つのアクションが終わり次までの繋ぎに無駄なく一つ一つのセリフに意味がありダラダラしなく凄く興奮して観てた。
しかし欠点がない訳じゃない。主人公にあまり魅力が感じられない事、主義が分からないとこなど、第2の主人公(宗教的な女)にインパクトあり圧倒されてるとこなど。
しかしながら難しいスティーブンキングの原作をここまで面白く映画化しているのはダラボンくらいだろう。
さあ、ラストですがこれで点数が低くなる人、嫌悪感感じる人いてるかもというかたぶんほとんどこのラスト10~15分はイヤって思いますが、私はこういうラストでもたまにはいいんじゃないって思う派です。次のダラボン作品楽しみです。
救われないラスト
20年前に、この原作(骸骨乗組員?だったっけ?とかいう短編集の[霧」)を読んでいましたが、正直、内容は忘れていました。ただ、見ているうちに徐々に思い出され、ラストもぼんやり思い出してきました。読み直してみないとハッキリしませんが、確か、フランス映画みたいに行く末を暗示するようなラストだったと思います。しかしながら、この映画のラストは個人的には、とってもじゃないけど好きになれないです。息子をもつ身としては特に・・・。
「嵐の後のスーパーで買い物中に、突然霧に包まれてしまう主人公と息子。そして、その霧の中には・・・」というパニック・ホラーなのですが、肝は常軌を逸していく人間たちのほうにあり、アメリカ人の80%以上が信仰するとある宗教を吐き気が催すほど原理主義的に悪辣に描きます。多分、観客全てがこのウザいキャラをどうにかしてくれ!と思ったはずで、ダラボンが付け加えたショッキングなラストは、その観客たちへの警鐘なんではないか、と勝手に思ってしまいました。
キングの短編集には、映像化されていない良作がまだあったはずですが、ダラボンが監督するなら、どれも良くなりそうで楽しみです。
すげーなやっぱり!
さすが最強タッグ☆
期待して観に行って、その期待を上回ってくれることって早々あるもんじゃないでしょう。
ただ、この映画はやってのけました。
1本の映画でミステリー、SF、ホラー、家族愛、人間の心理・・・
よー分かりませんけど、おいしいもん全部詰め込みましたよと。
しかもめっちゃ綺麗に盛り付けられてますし。
それよりなにより、ラストシーンですよね。
自分の中でのラストシーン史上、「最高」です☆
あれをめちゃくちゃ嫌がる人もいるでしょうけど、自分にとってはドストライクです。
疑心暗鬼の世界。
原作がスティーブンキングとかは置いといて、災害映画かと思い観て来たところ、大変な目に会ってしまった。
映画が始まるや否や、お気楽ホラー映画かと思いきや、とんでもない。
恐ろしいほどに深読みというか、メッセージがあるとすればテーマの重い映画。
霧に包まれるスーパーマーケット(ホームセンター?)のシーンは映画ならではの迫力。
実際、こんな状況に置かれたら、いやでも不安になる。
スーパーに立てこもる状況は「ゾンビ」と同じ。
しかし、コチラは、霧の中の何かが解らない。
そして、身を守る武器も「ゾンビ」と違い、容易には手に入らない。
そして、霧の向こうからの襲撃。
意外と早くから、霧の中の「何か」がどんなものなのかは解ってしまうのだが、この映画の真に怖いところは、この「何か」じゃないところ。
人間の「疑心暗鬼」こそが、恐怖。
お互いよく顔を知っているロコであるのに関わらず、どんどんギスギスしていく様と、皆の表情は、かなり怖い。怖すぎる。
疑心暗鬼のきっかけとなる人物に、いつの間にか支持が集まってしまう展開も妙に納得してしまう怖さがここにある。
ここが、単なるモンスターパニック映画じゃないところだろうか。
すでに、開始から僕の中では災害映画という概念は壊され、モンスターパニック映画なら「みんなで力をあわせようぜ!」という「お約束」も壊され、どうなっちゃうのさ、この先?とグングン引き込まれてしまった。
深読みのテーマだが、僕は「人間への裁き」と捉えている。
何を持ってして人間を裁くのか、それを突きつけられてる気分になった。
そういう意味では一流弁護士さんの映画開始直後の離脱が本当に痛い。
彼が最後まで、理論を保てるかどうか観たかったのだが・・・。
驚愕のラストは色々な意味で必見。
裁きへの報いとみるか、単なる悲劇とみるか。
鑑賞後、大いに議論が交わせる映画であることは間違いない。
お気楽ホラーと侮る無かれ。
斬新!且つリアル!
ズバリ!斬新な映画でビックリしました。
モンスターパニックというよりも人間の心理パニックというべきでしょうか。
名もない一般人が何故かいつも完璧なヒーローに君臨する・・・というハリウッド映画とはまるで違い、「ミスト」の主人公はどこにでも現実に存在してる考え方や行動で、とてもリアルさを感じました。
ことあるごとに選択に迫られ、常に自ら選択をして運命を切り開いていく・・・その選択がそれぞれの登場人物の運命の分かれ道。
パニック映画なのに、その人間模様が我々の生活と重なる感じがして切なかったです。後悔先に立たず!!!まさにこの一言に尽きます。
監督さんは人生の岐路の重要性を教えたかったのかなぁ~
今年見た映画の中では、今のところ最高よん!
まぁ~、この映画について批評する前に、大変だったのよ。
実は、オールナイト覚悟で新宿に『ミスト』を観に行ったのですけれども。
なんと!!!映画が始まってすぐ、何かがおかしいと思い劇場の店員に言いにいくも。
それもそのはず、幕が開かないで映画が始まったの
もうゆがんじゃって。大変だった。
なんとか修理してくれるのかと思ったら、幕が結局開かず、客に上映中止を伝えるのよ。
もう~ありえない!!
ありえないわ!!
この映画の為だけに、オールしに来たのに、映画上映中止。
スティーブン・キングの呪い!!
ミストの呪い!!
まぁ、映画料金の返却と、招待券をいただいたので、さっそく本日みてまいりました。
まぁ~今年みた映画の中では、今のところ最高よん!!
最近おもしろい映画がなかったから、この映画はマジお勧め。
ラストシーン、あれは賛否両論あると思うけど。
私(わたくし)は、納得したわ。
それに、スティーブン・キングもそうだけど、D・R・クーンツとかも、やたらと向こうの作家って、宗教ネタが入ったりするじゃない。
今回もちゃんとたっぷり宗教関係はいっております。
もう、映画を見終わったあと。
頭の中が、『贖罪』『贖罪』でいっぱいになったわ!!
スティーブン・キングの映画って、これまた賛否両論あるじゃない。
『ドリーム・キャッチャー』はひどかったもんね。
あれはちゃんと原作読んでいたから、原作の方が素晴らしいわ。
今回は原作を読んでいないので、比較はできないけど。
ちょっと原作を読んでみようかと思いましたわ。
私(わたくし)の大好きなトーマス・ジェーンが出演しているのも、この映画の魅力。
それにしても、トーマスもふけちゃったわね。
『ディープ・ブルー』の頃の彼好きだったけど。
でこが広くなったわ。
それにしても、キングって本当にストーリーテラーよね。
「ある日小さな街の地元のスーパーに行ったら、たくさんの人たちが買い物をしていた。ふと窓を見ながら、もし、ここで最悪なことが起きたら……窓が全部凹型に歪んでしまったら…と思ったんだ」
それで、この小説のアイデアが生まれたらしいわ。
最高よ!!
キングって
まぁ、お話は、タイトルどおり、霧がでてくるのよ。
この霧の中になぞの存在が。
まぁ、魔界水滸伝みたな話、クトゥルー神話みたいな感じの化物でてきて。
もう~大変。
しかも、これとは別に人間心理をうまくえがいているわ。
神の話を説いて、人を煽る者が現れたり。
こういう状況に陥った時の人間心理もとてもうまく描いております。
一番怖いのは、人間かしら?
って感じ。
ホラーだから、とか、SFだから、とか好き嫌いせずに、つべこべ言わずに、この映画は是非見るべきだわ。
ラストシーンに、あなたはどう感じるか?
それが知りたいわ。
2時間以上ありますけど、あっという間に見れます。
なんてクソったれでタチの悪い映画だ!
最初の方は、「家で木曜日の夜9持にビールとタコワサを手にゲッラゲラ笑いながら観る映画」って感じだったんですが。
でもしだいに、後の展開が、すっごいことになっていきました・・・。
スティーブン・キング原作×フランク・ダラボン監督のコンビ。
このコンビの映画には「希望と絶望」が全面に打ち出されてますよね。
今回の『ミスト』もこのキーワードありきなんだけど、今までとは描き方がまるっきり違って。
今までは、 「どんな絶望の淵にあろうと、希望を抱いていればいずれ道は切り開かれる。」 ってな描き方。 『ショーシャンクの空に』なんてそのド真ん中な映画ですよね。
でも今回のは、 「絶望の淵にあるからって希望を捨てたら、さらなる絶望に打ちひしがれるぞ。」 ってな描き方。 「お前らが希望を捨てたからいけないんだぞ。」ってな描き方。
さんざん主人公たちを絶望の淵に落としときながら、そんなことをするんですよ。
あぁ、ほんとうに、なんてクソったれな映画なんだ!!!
観てる側が期待する展開には絶対持っていかないし、もう最高にタチが悪い!!!
でも凄いんですよ、心の底から凄いと思ってしまうんですよ。
良くも悪くも、映画はいかにパワーを持っているかだなぁ~っと改めて思わされた映画でした。
「映画史上かつてない、震撼のラスト15分」を克目して観よ!
ラストシーンを観終わった後、どうとらえたら良いのか、しばらくの間、呆然としてしまいました。お陰で、普段なら、エンドクレジットは観ずにすぐに席を立つのですが、この作品に限っては最後まで観る事になってしまいました。
宣伝コピーに「霧の中には何が待っていたのか・・・映画史上かつてない、震撼のラスト15分」とあります。大体の映画は誇大コピーだと思いますが(私見では90%超?)、この映画に限っては誇大宣伝ではないですね。
霧(=ミスト)=人生?・・・などなど、様々な解釈が生まれてくる作品です。「人生」「神」などシリアスなワードで語ることができる、ハードな映画ですね。もちろん、SFホラーとしても充分面白いですが。
未見の方のために、詳しい記述は控えますが、ひとつだけ。
先日観た「クローバーフィールド」は、視点が個人からのものであったのに対し(脚本はともかく、ハンディカメラによる撮影手法に関しては一級品でした!)、この「ミスト」はラストで、物語が「神」からの視点で語られていたことが明かされます。
それは何とも皮肉というか・・・、「神」ではない「人間」には、この世界全体を俯瞰することは無理なのか・・・。
一見すると、アンハッピーエンドに思えるのですが、よくよく考えてみると、ハッピーエンドともアンハッピーエンドとも言い切れないこのラスト。
近年稀にみる、余韻が残るラストではないでしょうか?
あまりの衝撃に…
原作を随分前に読んでいて、やっと映画化されて初日に観劇。
結果は、原作とはまったく違う衝撃的な結末に終わったあと席を立てなかった。
原作では、結末を読者の想像力に委ねられているのに対し、映画では衝撃的な結末で終わっている。この結末については賛否両論あるだろうが、私としては納得できるものだった。
スティーブン・キングの原作の映画化は当たりはずれがあるが、この「ミスト」に関しては、大成功と言えるのではないだろうか。
全274件中、261~274件目を表示