劇場公開日 2008年5月10日

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「鬱になるくらい胸糞」ミスト 0さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0鬱になるくらい胸糞

2015年6月22日
iPhoneアプリから投稿

ショーシャンクの監督にスティーブンキング原作の映画だったため、鑑賞したのだがB級もB級。
気持ちの悪い生物に、グロテスクな寄生虫たち。
狂気に満ちたカルト教の教祖。
“霧”一つで、ここまでストーリーを展開できるのは素直に凄いと思う。昔の人々はどうすることもできない雷雨などの自然災害を恐れた。その結果、空想上の存在である神を生みだし、信じ、祈ることしかできなかった。恐怖の前で人間は救済を求め、何かを信じることで御加護が貰える。あるいは信じることによって楽にでもなるのだろうか。もしそうならばいくらでも祈ろう。いくらでも頭を下げよう。そんな冷静な判断もつかなくなるものなのか。人間の心理をダークに描いたシーンには、人間が如何に恐怖の前では無力でなのかを再確認させられる。また、ラストシーンは本当に重苦しい。数時間は暗い気持ちになる。

@Ryota_yade27