劇場公開日 2008年5月10日

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「悪質などんでん返し?」ミスト スズさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0悪質などんでん返し?

2008年12月7日

怖い

難しい

衝撃的結末…
って、聞かされると観てしまう性分に
見終わってからなんだか哀しくなってしまった。

霧の中に何が隠されているのか
何が居るのか…
霧に覆われたらどうなってしまうのか…
その正体は…

えーーーー。
そんなんなん?

父親の鑑のような良く出来た主人公、
絵に描いたような可愛い我が子を守る主人公…。

篭城していたスーパー(?)から必死で抜け出して
5人で車に乗り込みガソリンの行き着くところまで行って
手には4発のピストル…。
衝撃的結末…。

たちが悪い…。

何故にあんないい父親にあんなことさせるのか…
一人の人間を描ききろうとすれば彼はあの結末を選択しない。
人間の心はああいう風に動かない。
製作者の悪質なご都合主義に似た物語の持って行き方…。
スティーブン・キングはよく納得したなぁって思う。
(原作では最後まで霧の中になにがあるのか判らないらしい)
フランク・ダラボンがプロデュースしてる事もあるので
悪質な人間なんだなって思った。。
「ショーシャンクの空に」を撮った人間とは思えない結末…。

衝撃的な結末という宣伝文句に騙されないように心に誓いました。

※余談ですがどんでん返しのラストシーンは
主人公の後者から出てくるのではなく前者から現れないとおかしい。
車で今まで来た道の後ろから出てくるのはおかしい。
人間は右からではなく左から出てきたほうが心理的に不安を煽るようにできているらしいのであのアングルも微妙…。
つまり映画人として劣っている人間が撮った悪質な映画でした。

スズ