魔法にかけられてのレビュー・感想・評価
全23件中、1~20件目を表示
現実にプリンセスがいたら...
とても好きだった映画。
現実にプリンセスが実在したらこんな感じなんだろうなぁというのがわかって笑えた。
現実とアニメーションの行き来の表現もおもしろかった。
リアルの世界でも、いつまでもいつまでも幸せに
本作を初めて見た時、ディズニーは本当に面白い作品を作るなぁ、と。
だって本作、ディズニーがこれまで散々やってきた事をパロディにしつつ、ちゃんと王道になっているという離れ業!
おとぎの国アンダレーシアのお姫様、ジゼル。
森の動物たちとお友達で、歌を歌い、真実の愛を信じる、頭の中は毎日ハッピーお花畑。
ある時出会ったエドワード王子と恋に落ち、その日の内に結婚の約束。
もうここだけで面白い。ディズニーがクラシック・アニメーションで散々描いてきたプリンセスや王子様をパロディ的に。
この頃ディズニーはピクサーと同じくフルCGに移行しつつあったが、2D手書きアニメーションで。そのクオリティーは非常に高く、この冒頭だけでも今の『ウィッシュ』よりTHEディズニー。
アンダレーシアの女王でエドワードの継母で魔女のナリッサが、エドワードとジゼルが結婚したら女王の座を奪われると危惧し、老魔女に化けてジゼルを追放。
“幸せなど永遠に存在しない世界”へ。そこは…
現実のNY!
おとぎ(ファンタジー)の世界をアニメーション、現実(リアル)を実写で。
現実世界が“幸せなど永遠に存在しない世界”なんて皮肉でしかないが、これがまたユニーク。
このアイデア。さすがディズニーと思ったもんだ。
おとぎ(ファンタジー)の世界のお姫様が現実(リアル)の世界にやって来たら…?
フリフリドレス姿で大都会を歩き回り、あっちでこっちでとんちんかん。
お城はどこ? 私、エドワード王子と結婚するの。
ファンタジーだから成り立つのであって、リアルにいたらやっぱりヘン…。
まあディズニー・プリンセスのみならず、アニメのキャラなら皆そうだけど。例えば『ドラゴンボール』とか。オラ、強ぇ奴と闘けぇてぇぞ!…なんて言われたら、コイツ、ヤベー奴。
きっとここは恐ろしい魔の国。
一人心細くさ迷うジゼル姫。
そんな彼女に手を差し出した王子様。…じゃなくて、たまたま助けた弁護士。ロバート。
言うまでもなく恋のお相手。ファンタジーのプリンセスとそれと真逆も真逆の弁護士というのがこれまたユニーク。
離婚専門弁護士で、毎日毎日仕事に追われ、今も離婚協議の案件を扱っている。同職の恋人はいるが、バツイチで、シニカルで現実主義。真実の愛など信じていない。
彼の幼い娘モーガンはファンタジーやお姫様が好き。やっぱり女の子。
良かれと思って助けたが、言動も何もかも全く噛み合わないジゼルにほとほとうんざり。
突然歌い出すジゼルに、マジで…?
その日会った男性と結婚するって、マジで…?
こっちは5年も付き合ってるのに、まだプロポーズもしていない。勿論、彼女の事は愛してるけど…。
ジゼルもジゼルだが、煮え切らないロバートもロバート。
いや寧ろ、愛について悩みなどないジゼルの方が一理あり。
愛してるのに、何を迷っているの…?
当初はうんざりしていたジゼルのファンタジー思考だが、ジゼルの影響で離婚協議中だった顧客が復縁し、キャリアウーマンと思っていた恋人ナンシーが実はおとぎ話に憧れロマンチック思考なのを知り、次第にロバートの心をも解きほぐしていく。
一方のジゼルの方も。
ジゼルを助けにエドワードもやって来る。すったもんだあって、やっとこさ再会。また一緒に歌を歌って、アンダレーシアに戻って結婚しよう。
…その前にデートしない? お互いの事を知り合うの。
デートしてみて気付く。ちょっと噛み合わない。
ジゼルもこの現実世界やロバートから影響受け始めた。
エドワードは運命の人なの…? 真実の愛って…?
表向きはエドワードの従者だがナリッサの家来のナサニエルがジゼルの命を狙うも、ことごとく失敗。
業を煮やし、ナリッサも現実へ。
ファンタジーのプリンセス、リアルの弁護士、ファンタジーの王子様、ファンタジーのヴィラン、喋れなくなったリス…現実世界でファンタジーが展開!
文字通りアニメの世界からやって来たプリンセス。下手すりゃオーバーリアクションを絶妙に。歌って踊って、ユーモアも魅力もたっぷりと。
エイミー・アダムスがハマり役。彼女の快進撃はここから始まったようなもの。
始めはファンタジー全開だが、次第に内面やシリアスを滲み出す。最近の『バービー』に似ている。
実は非常に難しい役柄。それが出来たのもエイミー・アダムスという演技巧者だからこそ。
パトリック・デンプシーの同性から見ても伝わる色気。
この作品で実は一番ファンタジーは、ジェームズ・マースデン。イケメン王子様な筈が、おバカ…いやいや、笑わせ役。歴代のディズニー王子をモデルにしているらしいが、その一つにガストン。あ~、何だか納得。
ここでも裏切り者のティモシー・スポールだが、最後の最後は真に裏切る。彼の役回りもいい。
イディナ・メンゼルはこの後アニメの世界で夢見たディズニー・プリンセスに。
そして言うまでもない、魔女王スーザン・サランドンの存在感。ラスト変身したドラゴンより人間の姿のままの方が圧倒的。
それから忘れちゃいけないリスのピップ。キャラもそれぞれ個性が立っている。
ディズニー作品らしく、ミュージカルや楽曲もふんだんに。
その一曲。ジゼルとロバートがワルツを踊るロマンチックなシーンの曲は、さすがアラン・メンケン!
パロディだけじゃなく、オマージュや小ネタもいっぱい。
毒リンゴを食べさせられ、眠りにつくジゼル。助けられるのは運命の相手の真実の愛のキスだけ。言うまでもなく『白雪姫』。しかしその相手は…。
ラスト、ドラゴンに変身したナリッサ。『眠れる森の美女』のマレフィセントなのは言うまでもない。
剣を手に囚われたロバートを助ける為ドラゴンと闘うは、ジゼル。
ちゃっかり現代ヒロイン像も先取り。
パロディ、パロディと言ったが、ただ笑いのネタにしておちょくっているのではなく、その中で、リスペクトと王道をしっかりと描き込めている。
と言うより、昨今の作品よりずっとずっとずっと、これぞディズニー!
本当にこの頃のような作品がまた見たい。
勿論最後はハッピーエンド。
ファンタジーの世界だけじゃない。
リアルの世界でも、いつまでもいつまでも幸せに暮らしました。
嫁絶賛
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
絵本の世界の姫が婆に騙されて現実世界に現れる。
そして王子を待ち続ける。
現実世界の主人公はこの姫の面倒を見るうちに、
何故か惹かれあい、この二人が結婚する。
そしてこの男の恋人と王子が絵本の世界へ行って結婚する。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
全体に歌が多く、ミュージカル的に作品だった。
姫や王子の浮世離れした空気の読めなさがかわいい。
またそれだけ純真なのは、現実世界にはいないタイプであり、
現実世界の人間が惚れてしまうのもよくわかる。
でも現実はこうは行かない。
ポップな感じの映画で、嫁は絶賛してた。
アニメと思った
冒頭からアニメが延々と続き、もしかしたらこれってアニメ映画だったのかなと思ってしまった。ポスターは確かエイミー・アダムスだったよな。もしかしたら彼女はアニメの声優として出てるだけ?ちょっと嫌な予感がしたが、途中からアニメから実写の世界に移ってひと安心。「メリー・ポピンズ」のように実写の世界からアニメに飛び込む映画はあったが、逆のパターンって初めてかな?
コメディとしてはそれなりに面白いが、延々といわゆるナンセンスコメディが続くのには次第に引いてしまった。もしこれで、ジゼルとエドワードが最後にアニメの世界に戻って結ばれてハッピーエンドだったら、実にくだらない映画になっていたかもしれない。
ところが、舞踏会あたりから急展開する(伏線はちょっと前からあったが)。不思議なことに、ここからエイミー・アダムスがぐっときれいになってくる。
毒リンゴを食べたジゼルが、エドワードのキスではなくてロバートのキスによって生き返ったのには、ぶっ飛ぶくらい最高に笑えたシーンだった。
ひとつ難を挙げれば、最後に怪獣がビルから落ちて死んでしまうが、塔が怪獣の重さに耐えきれずに折れてしまって怪獣が落ちたのか、あのリスが 何か仕掛けたのか、いまいちはっきりしなかった。
<ちょっと気になったところ>
※一部ミュージカル仕立てなので、エイミー・アダムスも歌っているが、吹き替えではなく本当に歌っているのかな?
※女王の召使は、結局、いい人だったのでよかった。彼は確か「アップサイドダウン」で、主人公の同僚だった人かな?
安定
面白かった。
リアルに登場するディズニー映画のプリンセスとそのお話を随所で皮肉に描きつつも、リアリストのヒーローと出会うという王道なストーリー。
ラストは真実の愛のキスが出てくるところにもディズニーって感じがして面白かったし、現実の生き物となかよしでゴキブリ、ネズミ、虫のオンパレードを持ってくるのにも笑っちゃった。
そして愛のない場所で現実のニューヨーク持ってくるのにも笑う。
コメディありつつ、夢と希望と愛をバランス良く現実とミックスしてくれていて、皮肉っていても嫌味じゃない。見ててとても楽しい映画だった。
True love's kiss. 上手い!流石ディズニー!!
いかにもディズニーなキャラクターを現代社会に持ってきたらどうなるか?というワン・アイデアなネタを本家本元がやりました的な作品です。でも流石ディズニー!とても面白かったです。
エイミー・アダムス扮するジゼルのキャラクターが良い!そのまんまディズニーアニメなお姫様だったのが現実世界で感情を覚えて、ロバートに怒って、怒ってる自分に戸惑うシーンは何か好きです。動物を呼べる特技もニューヨークだと鳩とネズミとゴキブリ・・・そりゃそうなりますわなっ!アニメだと自然な描写でもリアルだと若干恐怖です。
ロバート役のパトリック・デンプシーも良いですよね。でも、残念な王子様を演じたジェームズ・マースデンが面白かったです。自己愛が強すぎるぅ!何だかいっつも「イイ男なのに残念なキャラクター」が定着している感があるマースデン。今回もしっかり残念でしたwww
ハッピーエンドのない世界と言って送られた先がニューヨークってのも面白いですよね。でも何だかんだで魔女以外、ナザニエルも含めて皆ハッピーエンドになってて理想的なエンディングでした。最後のジゼル達の楽しそうな事といったら。ほっこりしたい時に観るには最適な作品です。
ってか、ナレーションはジュリー・アンドリュースだったんだ!!気が付かなかったぁ。
音楽が何より素晴らしい!
アニメの世界から実写の世界へ、というのが前から気になって、ディズニー好きなわけではないけれど、鑑賞。
序盤の実写ジゼルのこれぞディズニープリンセス!な振る舞いに、「ディズニーはやっぱりアニメだなぁ…見るの失敗したかなぁ」と思ったものの、ロバートとのデートシーンの、キラキラした音楽に感動して、そのまま勢いで見てみました。
舞踏会での、小さく歌うロバートとのダンスシーンが(私の中で)ピークでした。
アニメではないディズニーが自分の中で心地よく感じられた瞬間でした。
それから後は畳み掛けるようにハッピーエンドに向かっていきましたが、不思議と嫌な感じはしない(ご都合主義ではありますが)
気づけばこれぞ王道のディズニー!といった感想を持ちました。
ちょっと序盤は退屈に感じたけど、最終的にとても幸せな気持ちになれた映画でした。
マイペースに掴む幸せ
ねずみや鳥と戯れる姫が現実になると大変だととても面白かった。シンデレラのねずみと鳥でドレスを作るシーンが好きなので、同じようなお裁縫シーンが出てきて嬉しかった。りすのピップも可愛い。
ディズニーの動物は好きだけれど、恋愛至上主義な歴代の姫達が実は苦手だったのに、この作品はダンスシーンも含めてとても楽しめた。
シンデレラ、白雪姫、眠り姫、リトルマーメイド、美女と野獣などを彷彿とさせるシーンが沢山ありながら、戻る場所を交換するという新しい展開が楽しかった。NYで浮きまくっていたおっとり姫が、ever ever afterと共に流れるエンディングでは、性格はそのまま自立した女性に。
ティモシースポールがハリポタに続きすごくハマり役で、それ以降も彼は一風変わった役ばかり笑、立ち位置を作れていてすごいです。
天真爛漫とはこのこと
映画評価:75点
最初から最後まで飽きずに見る事が出来ました
それだけで好評価ですが、さらに途中途中のやりとりに思わず、笑いまでこぼれてしまいました
主人公のプリンセス(ジゼル)は、さすがアニメの中から出てきただけあってロマンチストで非現実的な考えを持つ、いわゆる『夢見る乙女』って感じです
天然要素も含まれています(そこが、ウケるw)
主人公によって人生をひっくり返されるヒーロー(ロバート)は、ジゼルとは対照的な性格です
考え方は現実的で何事にも慎重で、他人の目を気にするタイプです
そんな二人が引き起こす科学反応はとても魅力的で楽しい!
他の登場人物達も個性があるので楽しいですし、合間に入るDisney特有のミュージカルは必見です!
最終的に、これで良いのか!?Disney(笑)と思ってしまう結末でしたが、途中までは年齢問わず楽しめる作品だと思います
最後は夢見る子ども達にはとても見せられないハッピーエンドになってしまいましたw
悪役とのアクションシーンも、この映画には必要ないと思いますが…
お伽の世界を現実にそのまま持ち込む面白い設定
総合:70点
ストーリー: 65
キャスト: 75
演出: 80
ビジュアル: 75
音楽: 70
重要な場面でいきなり歌いだし踊りだすミュージカル形式。ディズニーにはそんなものが多い。個人的に昔から違和感があってあまり好きではないのだが、本作ではそれを逆手にとってお伽の世界と現実の世界における行動や価値観の差を面白おかしく茶化している。そうかといって過去のディズニー作品を否定しているわけではなく、結局パロディ化していても最後には綺麗にミュージカルをしてしまう。だからそのうえで歌いだしたり踊りだしていたりしていても素直に楽しめる。
このようなお伽の世界と現実という二元形式を1つの映画として融合するというのはいい考えだった。最後以外はありふれたディズニーらしい物語なのだが、コメディタッチの設定や演出で楽しませてもらいました。
ただし最後のカップルの相手が変わるのは不満。それまでのお互いの過去の相手への愛は何だったのかとか思ってしまった。今までと違う世界で生きるのも大変だろうに。
ディズニーショック。。
2010/12/24 21:52
こんな無茶苦茶なハッピーエンドの仕方今までにあっただろうか?
おとぎ話の定番である末永く幸せに暮らしましたというフレーズを言いたいが為に・・・
しかし、おとぎ話のお姫様が現実になったらデコジワとかもやっぱ出るんですね。
なんかリアル・・美人に間違いないのですが。
しかしながら私にとって以前書いたレビューにある「猫の恩返し」並みの衝撃的作品だったのゎ間違いない。
恋人トレードしちゃうなんて子供が見てうける作品なのだろうか?
素敵なおとぎ話をイメージしていただけになんだか・・
もうこんなのみるとシンデレラとか玉の輿にのりたいだけだった。とか色々リアルに考えちゃいますm(__)m
気になっていた作品なだけに幸せ気分になれずガッカリでした。
アイデアは斬新だけど・・・
アニメと実写のコラボっていう映画は初めてだったので、それは面白いと思ったけれど、やっぱりストーリーは子ども向けアニメと同レベルという感じ。
最後にパートナーが入れ替わるくだりもなんとなく無理やり感あるし。
でも、リスがジェスチャーでジゼルの危機を訴えるところは可愛くて面白かった。
鑑賞後の後味が爽快!!
予告から、面白い予感はしていたのですが、
的中しました。最近は、予告がイイ作品ほど、
実際の上映でがっかりしていたので、その分
余計に、感動しちゃいました。
ディズニーって、基本出演者全員が
ハッピーになるし、そのおかげで、
後味もよくなるのが大好き。
今回も、魔女は死んでしまったけれども、
それ以外の、出演者は、魔女の手先を
含めて、全員ハッピーエンド!
うしろのお客さんは、
「せっかく王子とプリンセスが結びつくと思ったのに、
なに、あの終わりかた。プンプン」との感想を
女の子同士、口にしていましたが、私は真逆。
おとぎの国から来たプリンセスが、
人間界の男性と生活を共にして、
その心の悲しみに触れ、人間生活の
不思議さにも触れ、これまで感じもしなかった
怒りの感覚、嫉妬の感覚、といった初めての感覚に、
驚きながらも、その醜い部分を正面から受け止め、
慈しみ、妻を離婚で失った男性を癒し、
いつの間にか、それが愛情へと変遷。
気がつけば、心の底から
愛し、真実のキスを求めたのは、
プリンセスから、人間界の男性に変わっていた。
そう、だから、とても救われた。
もし、プリンセスとおとぎの国へ戻ってしまったと
したら、それは、やはり人間は醜いんだ、と
暗い気分になり、終わってしまったと思う。
その意味でも、ラストシーンは、最高の結末だった。
ディズニーっぽい風刺の効いた
ラストシーンも見もの。あれも、
現代社会へのある意味、警鐘でしょうね(苦笑)
ディズニーだ…(笑)
もうずっと前になってしまいますが友達と一緒に見に行きました!予告編で見ていた通り、なんともイタイ!!でも、それでもディズニーなだけあって楽しかったです!笑いありの楽しい映画でした!!私がこの映画を気にいった理由の一部は音楽です!!やっぱりディズニー映画の音楽は何だか幸せになれるような気がします!!しかし!!サウンドトラックを聞いてみて、最後の方は絶句してしまいました!なんと最後の方には日本語版のトラックが!!やはり、ディズニー映画の音楽は英語に限ると思ってしまいました(汗)
ひとつだけこの映画の欠点…それはラストシーン…無理やりハッピーエンドにするために展開が早いし、これがそのままハッピーエンドか?と疑問を持たずにはいられない何とも微妙な終わり方でした…(涙)
おとぎ話です。
エイミー・アダムスの魅力によって、現代の世界もメルヘンに見えます。なるほど、彼女のセンスはデザイナーによって開花するのですね。文明社会で生きていけるのかしらと心配したけど、ラストの展開に納得です。
デートは、楽しいことが尽きない限り終わらないの
ディズニー映画「魔法にかけられて」(ケヴィン・リマ監督)から。
( [原題] ENCHANTED)
魔法の王国「アンダレーシア」に暮らす、心優しいジゼルが、
ひょんなことから、現代の「ニューヨーク」に住む
バツイチで子持ちの離婚弁護士ロバートと出逢った。
そして「デート」というものを教わる。
彼は「デートとは、食事に出かけて語り合うこと」と定義した。
思わず、なるほど・・とメモした。
「語り合う」ことが大切なんだ、と改めて知った。(笑)
その後、魔法の王国から迎えにきた王子と帰る前に、
現代の街を2人でデートするシーンがある。
早く魔法の国へ戻りたい王子は、彼女に訊ねる。
「ねぇ、デートっていつまで続くの?」
その問いに応えた台詞が、今日の一言。
「デートは、楽しいことが尽きない限り終わらないの」
わぁ、名言だと、またまたメモをした。
「真実のキスは、魔法より力がある」もメモしたけど、
さすがに、私の経験ではまとめきれない、と断念。(汗)
ディズニー映画らしく
「みんな、いつまでも幸せに暮らしました、おしまい」
ハッピーエンド、これがいいねぇ。
歳を忘れて観られるネ
お姫さまが”You Can・・・”に出ていたなんて。王子さまが”君に読む物語”に出ていたなんて。俳優に意外性がありました。
ストリーはハッピエンドで、結末が予測できました。
タモさんと一緒でミュージカルは少し抵抗があります。でもヒロインのセントラルパークでの唄は、ヨカッタヨ!
10本に1本は。このような肩肘はらない映画を見ましょう。そんな提案にピッたりです。
33歳に魅せられて。。
ディズニーもついに自虐アニメから実写化まで…!?なんて
予告を観た時は、それほど期待していなかった作品でした^^;
なんでも主演女優が33歳(なんかコレばっかり書いてある)で
プリンセス役を射止めた♪とかで、話題になっていますが、
いや~ぜんぜん気にならなかったですねぇ。上手いし~!!
いかにも!?な役どころを難なくこなしていますよ。そして
アニメでは決して描かれないだろう(汗)勇敢なヒロインへと
成長を遂げています。いや、見事だわ~今回の姫さまは!
王子さまと出逢い、一曲歌って恋に落ち、即結婚♪という、
現実ではアリエナイ展開がおとぎ話なのに今回は最初から
いきなり魔女に突き落とされ、着いた先がニューヨークの
マンホール下。っていう下水管(感)漂う展開なのです…^^;
それだけで終わらず、着いた先ではお花や小鳥の代わりに
ドブネズミやゴキブリが歌い踊るんですから~さすが(汗)
ゲラゲラ笑っているうちに、姫さまがどんどん薄汚れて、
「お城に帰りたいぃぃ~!」なんていうところまで一気に
描いたかと思えば、「自分で作ってみたのよ~♪」なんて
いきなりフリフリドレスで登場してくるお茶目な姫さま。
彼女には「鬱」なんてないんだろうなぁー^^;まぁ姫だし。
そんな姫さまを囲む王子と男やもめが^^;これまたイイ男!
J・マースデンとP・デンプシーですよ~逃す手ないじゃん♪
私だって彼らに囲まれたら(アリエナイが)サンキュ~って
あの美し~い発音でお礼を言っちゃいますよ。エエ!^m^
かなり天然な行動を繰り返す姫さまですが、やはり行動に
全く嫌みがないので、どこへ行っても好かれてしまいます。
でもね~(爆)
今回のポイントは、恋する切なさを学ぶ&正義のために闘う
姫さま…となりますので、ものすごく自主性が発揮されます。
もうおとぎ話の中ですら、女性は待ってたりはしません!?
ディズニーらしさを失わずに、ここまで面白く纏め上げた
ことにちょっと驚きました。まだやれば出来るじゃない~♪
…という感じです。近年では過去の素晴らしさが失われて、
アニメにしてもオリジナリティに欠けていた気がするので、
この復活は嬉しいですねー。姫さま同様、魔法にかかった?
(S・サランドンとT・スポールはアニメでもノーメイクでもOK^^;)
全23件中、1~20件目を表示