魍魎の匣のレビュー・感想・評価
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美少女連続殺人と謎の匣教団…高速推理活劇!
京極堂シリーズ第2作。
DVDで鑑賞。
原作は既読です。
前作からガラリと作風が変わってしょんぼり。監督が変わったから仕方が無いとしてもさすがにこれは変わり過ぎでした。
雰囲気は寄せている気がしましたが、前作が割とスロー展開だったのに対して、本作はスピーディーに物語が進みました。
その分原作の持っていた重厚感が薄れてしまい、単なる活劇モノのようになってしまっているのが残念でなりません。
※修正(2023/11/18)
月の光は、一度死んだ光。生物には冷たい。
映画「魍魎の匣」(もうりょうのはこ)(原田眞人監督)から。
今回の私の「気になる一言」は、
「月の光は、一度死んだ光。生物には冷たい」。
ある場面で、使われたフレーズであるのだが、
なるほどなぁ、と思わずメモをした。
逆に言うと、太陽の光は、生きている光。
生き物、すべてに対して、暖かく降り注ぐ光。
だからこそ、この対比した表現が、妙に気になってしまった。
(太陽と月、Sun to Moon ・・・今年のキーワードだな)
作品中、気になった台詞は、なぜか「わるかったっけよ」。
ギャグとしては、本当に「踏み台役」をして呟く
「踏み台になったんだから、きっと力になってくれる」。
仕事でも使えるフレーズとして「会話と報告は違う」。
そして拙い文章ではあるが、書き続けている私が一番気になった
「関口先生の文章は、何を書いても同じだもん」。(汗)
実際に観て、これらのフレーズを、確かめて欲しい。
暗い中で、メモするテクニック、もっと磨かなくちゃ、
後で読み返すと、字が重なっていて読めない文字ばかり。
あっ、映画を観ながらメモする人はいないかっ。(笑)
演出が違うと・・・
前作と比較して、原作に感じたおどろおどろしたところとか、神秘的な感じが少なすぎると思います。
阿部寛、堤真一、田中麗奈。ほとんど同じキャストでこんなに前作とイメージが違ってしまうんですから、演出って難しいですね。
脚本を監督自ら書いてるんですよね?“「魍魎」ってのは曖昧模糊とした感じ”ってキャラクターに言わせてるのに、全体のイメージとか謎や犯人の扱いがそれに則してない様に感じてしまった。
てゆーか、ラストシーンをやりたかったダケなんじゃないのかな、なんてうがった見方をしてしまいました。
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